土地探し中のあなたにおすすめ！ “角地”の魅力

土地: 2016.03.05

注文住宅を建てるなら、まず土地選びを行わなければなりません。土地選びの前に知っておきたいのは、"角地"についてです。角地は土地のなかで人気が高く、「せっかく注文住宅にするならよい土地を選びたい」と考える方におすすめです。ここでは、角地の詳細や角地選びのポイントについてご紹介します。注文住宅を建てようと考えている方は、土地選びの際にご参考ください。

人気の高い "角地"とは？

角地とは、2つの道路に面している土地のこと。日当たりの良さや間取りの自由度などから、人気の高い土地といわれています。

角地として扱われるためには2つの条件があります。一つが、隣り合う2つ以上の辺が道路に面していること、もう一つが2つ以上の道路に面していることです。もし、隣り合う2つ以上の辺が1つの道路に面している場合には準角地として扱われます。準角地は、L字型の道路の内側に土地があるケースのことで、角地のように日照や利便性などがよいというメリットがあります。

角地を選択することで得られるメリットとは？

人気の高い角地には、さまざまなメリットがあります。以下では、角地を選ぶことで得られるメリットについてご紹介します。

・日当たり良好
角地は道路に面する部分が広いため、隣の建物に太陽の光が塞がれてしまうことが少ないといえます。そのため、洗濯物が乾きやすかったり採光を確保しやすかったりします。

・間取りの自由度
玄関は多くの場合、道路に面する場所に配置されます。しかし、角地の場合には2つの道路に面しているため、玄関の配置場所を2つの方角から選ぶことができます。そのため、駐車場や部屋の位置などの選択肢を広げることができ、間取りの自由度が高くなります。

・防犯対策に有効
角地は2つの道路に面している土地のため、道路を通過する運転手や歩行者から見えやすいのが特徴です。そのため人目に付きやすく、空き巣に入られるなど住宅への不法侵入を未然に防げる可能性が高くなります。

・建ぺい率をプラス10%
建物をどれぐらいの大きさで建てられるかは、都市計画法で定められている"建ぺい率"で表されます。建ぺい率とは、土地に対する建物の割合のことです。角地の場合には、都市計画法で定められている建ぺい率よりも10%プラスして建築することができます。そのため、狭い土地であっても角地であれば本来よりも大きな建物を建築することができるというメリットがあるのです。

このほかにも、角地には開放感があることなどがメリットとして挙げられます。自由度の高い注文住宅には、メリットの多い角地が打って付けです。

角地にこだわる方なら知っておきたい！角地選びのポイント

角地にこだわるなら「角地ならどこでもよい」と考えるのではなく、慎重に選ぶ必要があります。

・日当たりがよい場所
上記で挙げたように、角地には日当たりがよいというメリットがあります。そのメリットを活かすためには、東西南北のどの方角が道路に面しているかが重要となります。日当たりが良いとされる方角は南、あまり日当たりがよくないとされるのが北です。そのため南と東、あるいは南と西に道路が面していると日当たりがよい土地といえます。特に人気なのは南と東が道路に面している、いわゆる"東南角地"です。その理由は、朝から昼にかけて十分に光を浴びることができるからです。

ただ、角地のメリットである日当たりの良さですが、周囲に大きな建物があると光が遮られてしまう可能性があります。それを避けるためには、購入を希望する土地周辺に大きな建物がないかを確認することが大切です。

・閑静な住宅街
閑静な住宅街の特徴は、落ち着きがあるということ。そのような住宅街では、犯罪や事故などの被害に遭いにくく、安心して住むことができます。住宅街は人通りが多くもなく、少なくもなくといった具合です。そのため、外から頻繁に家のなかを見られることを避け、プライバシーを守ることができます。利便性が高く、ゆっくりとした時間を過ごしたい方は、安全性の高い閑静な住宅街を探しましょう。

・車通りが少ない場所
住宅地の角地を選ぶ場合には、車通りを確認しておきたいところ。車通りが多い場合には、車の排気ガスを気にして窓を開けることができなかったり、車による騒音が気になって落ち着かなかったりしてストレスを抱えてしまうかもしれません。角地の場合は2つ以上の道路に面しているため、住宅地でも車通りが多い可能性があります。そのため、住宅地の角地を選ぶなら車通りが少ないのかを確認することが大切です。

角地を選ぶ際には、上記で挙げたポイントを押さえておくことが大切です。それにより、満足のいく生活を実現できます。