住まいづくりのコラム

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メンテナンス住宅工法住宅選びのポイント
2023.02.21

「中庭」がもたらす豊かな空間

「戸建てには庭が欲しい」と思い、どんな庭にしようか思い描いている方も多いでしょう。選択肢として、家の中に庭を作る中庭というのも一つあります。

せっかく戸建てを建てるなら、しかも注文住宅にしようと検討しているなら、暮らしに豊かさをプラスする中庭を、ぜひ、実現してはいかがでしょう。

中庭の用途

中庭のある戸建ては、おしゃれなイメージがありますが、ただそれだけではありません。外からの視界を遮ったり、間取りに採光と通風を気兼ねなく取り入れることができる実用的な面もあります。中庭をはさんで、二世帯住宅を検討することも考えられるでしょう。

中庭に部屋が面する部分が多くできることは、生活スペースとかかわりが深くなり、第二のリビングとしての活用も期待できます。時にはアウトドア、時にはインドア的な使用が自由自在に変えられることも用途として魅力的です。

中庭の種類

漠然と中庭と呼んでいますが、上から見た形で分けると3つの種類があることをご存じでしょうか。それぞれどんな特徴があるのか、メリット・デメリットを見ていきます。

1.ロの字型

庭の周りを建物で囲んだタイプです。外から見たり、入ったりすることはできないため、外部の視線を気にしないプライベート空間が実現できることがメリットです。各部屋から庭が見えることになり、家族で美しさを共有できる他、小さな子どもや高齢者などの見守りにも最適でしょう。

敷地に余裕がなければ難しいこと、雨水が溜まりやすく、場合によってはカビやコケが生えやすいこと、設計によっては閉塞感が生まれてしまうデメリットがあります。建築費が高くなることも問題です。

2.コの字型

三ヵ所を壁で囲み、一ヵ所が開いたタイプです。メリットは周囲を全て囲わないことで、採光や通風が良く、開放感を生みつつ、外部からの視覚も遮ることができます。室内からの出入りもしやすいため、多目的スペースとしての利用も可能です。廊下を作り、中を回遊することも検討できます。

隣地との距離が近い場合、視線が気になること、建築コストは、ロの字型に比べるとダウンできる傾向にあるものの、凹凸が多いと費用がかかってしまうことがデメリットでしょう。

3.L字型

二ヵ所を壁で囲んだタイプです。変形地にも活用できる点や壁が少ない分、開放感はより増す点はメリットになります。3タイプの中では、最もL字型の建築コストが安くなるでしょう。

デメリットの可能性として、設計によっては、普通の庭と大差がなくなってしまう心配があること、壁が少ない分、3タイプの中では一番、外部の視線が気になる点があるかもしれません。

中庭のメンテナンス

自然を感じられる空間であり、プライベートガーデンとしての魅力が詰まっている中庭ですが、常に快適な空間として利用するためには、どうしてもメンテナンスを考えなければなりません。手間と費用の両面です。

具体的なメンテナンスとしては、中庭に面する壁の塗装や補修が10~15年後には必要だったり、常にきれいな状態を保つために、日頃から掃除が欠かせなかったりすることになります。

将来のメンテナンスの負担を少しでも軽減するためには、建築時から防汚に優れた外壁材にしたり、汚れ落としに使用する水道や排水設備を設けたり、防草シートを敷いたりなどしておくことが重要です。

ただし、これらの初期費用は建築コストに影響しますので、初期の費用負担を増やすか減らすかの問題は、設計段階でよく検討することをおすすめします。

中庭と断熱性

窓が大きくとれる中庭は、明るく開放的である反面、断熱効果が気になるかもしれません。確かに、中庭をつくると窓が多くなるため、住宅の断熱性が落ちやすくなります。そのため、建物そのものの断熱性はもちろん、断熱性の高い窓ガラスを使用することが重要です。

ニッケンホームの高性能ZEH「Solie(ソリエ)シリーズ」は、断熱性に優れた住宅です。断熱性の高いペアガラスも標準仕様、注文住宅ならではの間取りの自由度により、高気密・高断熱の性能を保ったまま、好みの中庭をデザインすることが可能です。

実際に中庭を取り入れたお客様建築事例も豊富にありますので、お気軽にご相談ください。

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