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デザイン性住宅選びのポイント暮らし方
2023.08.28

人気の高まる「Ⅱ型キッチン」で快適な暮らし

キッチンの間取りを考える時、バリエーションの多さに迷うと同時に夢が広がるのではないでしょうか。今、対面キッチンに人気が集まっていますが、中でもII型というキッチンレイアウトが注目されています。おしゃれで実用的という点が人気の理由かもしれません。
どんな魅力があるのか、Ⅱ型キッチンについて探っていきましょう。

Ⅱ型キッチンとは?

Ⅱ型キッチンとは、シンクとコンロが2列に分かれ、英数字のⅡのようにカウンターが平行に並ぶレイアウトのキッチンです。セパレートキッチンとも呼ばれ、コンパクトな住宅でも、「アイランド型のおしゃれなキッチンにしたい」という希望が実現します。

壁から離れているオープン型、片側壁付けのセミクローズ型、完全に独立したクローズ型のレイアウトが可能です。

Ⅱ型キッチンのメリット

①短い作業動線
I型と比べ、横への長い移動が少なくなり、振り返るだけで効率良く料理をすることができます。Ⅰ型は255㎝が定番ですが、Ⅱ型はサイズの調節が可能なため、コンパクトにまとめながらも、ゆとりあるキッチンにすることが可能です。
作業動線を考えた上で、シンク側とコンロ側の長さを変えることもできます。

②広い作業スペース
シンク側にも、コンロ側にも作業台が付いているため、一つの作業に集中しやすくなります。手狭だと意外とストレスになる、食材や食器、調理器具などを一時的に置いたり、料理を盛り付けたりすることもスムーズになり、使いやすさが実感できます。
複数人での作業や、子どもと一緒に調理をする場合にも余裕があります。

③ゆとりの収納スペース
シンク側、コンロ側でそれぞれ収納スペースがありますから、食器や調理器具などを取り出しやすくなり、片づけも楽にできます。
キッチンが散らかりやすいという悩みが解決するキッチンになります。

Ⅱ型キッチンのデメリット

①通路スペースが汚れる
シンクからコンロ、コンロからシンクへ移動させる際、通路に食材や食器などの水が垂れたり、料理がこぼれたりすることがあります。対策としては、ボールやトレイで運ぶとか、撥水性があり、拭き取りやすい床材にすることをおすすめします。

②広いスペースが必要
シンクとコンロが2列に並ぶことから、Ⅰ型よりはある程度のスペースは必要になります。

③身体の向きを変える動作が多くなる
横移動のⅠ型に慣れていると、身体の向きを変える作業に戸惑うことが考えられます。疲れるほどではないため、徐々に慣れることで解決する問題でしょう。通路の幅次第で使い勝手は変わりますから、注意することは、むしろ、この点かもしれません。

Ⅱ型キッチンを選ぶ際に注意したいポイント

①平行カウンターの間隔
2列に並んだカウンターの間には通路スペースができますが、効率の良い作業のためには、幅が80~100㎝ほど必要になります。2人以上で作業する場合は、100~120㎝あることが理想です。通路スペースの間隔は、振り返りながら作業をする動作と密接に関係しますので、一番動きやすいと思う間隔に決めることをおすすめします。できれば、キッチンメーカーのショールームなどで、実際に動きの感覚を確かめてみると良いでしょう。

②コンロ側の位置
通常、コンロ側はリビングから遠いほうに設置することが多くなります。リビングに近いと、部屋中に調理の匂いが充満したり、油はねや油煙が拡がったりするからです。特別な理由がなければ、リビングから遠い位置にコンロ側を設置することをおすすめします。

③シンク・コンロ・冷蔵庫の位置
シンク・コンロ・冷蔵庫の位置を正三角形に近づけるほど、家事動線が良くなります。ワークトライアングルといわれ、3辺の距離の合計が360~600㎝の範囲に近いほど良いとされます。冷蔵庫の位置も重要なポイントです。

さらにⅡ型キッチンを快適に活用するなら

収納がたっぷりできるⅡ型キッチンですが、間取りに余裕があれば、パントリーを横に設置することもおすすめです。

パントリーは、収納スペースがあっても収まりきれない大型調理家電や使用頻度の少ない調理家電や食材、非常食品の備蓄などに活用できます。何がどこにあるかもわかりやすくなり、Ⅱ型キッチンをさらに整理整頓をして使うことが可能です。

パントリーに掃除機を置いておくこともおすすめです。キッチンはもちろん、食べこぼしの多いダイニングの掃除にも使いやすく、日頃から小まめにきれいにしようとする心構えにもつながるでしょう。

さらにパントリーで収納の吊戸棚などが減らせる場合、小窓を設置できるスペースが生まれる可能性があります。小窓が設置できるスペースができた場合は、FIXにし、採光に活用することをおすすめします。明るくなることで、さらに快適さが増すでしょう。

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