この心地よさを、モデルハウスで。施工事例で気になったことを、実際のモデルハウスで確かめませんか?モデルハウスを見学する

STORY OF A HOME / N FAMILY

猫も、ふたりも、それぞれの居場所がある家。

設計担当 青山 享平

設計担当 / Kyohei Aoyama

青山 享平

「要望をそのまま形にするだけでなく、暮らしとコストのバランスまで一緒に考える」

お母様と娘さん、そして2匹の猫。古い家での暮らしでは、料理中に猫がキッチンへ来てしまい、猫が遊べる場所もなかなか取れませんでした。限られた敷地での建て替えで、3階建てに、猫とふたりそれぞれの居場所をつくるまでを、設計担当・青山への聞き取りからご紹介します。

PROLOGUE

料理中の手元に、猫が来る。

N様は、お母様と娘さんの二人暮らし。2匹の猫と一緒に暮らしています。建て替える前の家は古く、暑さ寒さはもちろんありました。そして困っていたのが、猫との暮らしです。

キッチンのあたりにも、猫が来てしまう。料理中に急に手元へ来たり、毛が料理に入ってしまったり。とっさの動きで、猫にけがをさせてしまうかもしれないのも怖い。これは、お二人とも同じ思いでした。猫が思いきり遊べる場所も、なかなか取れていませんでした。

娘さんには、趣味のスペースもほしい。お母様と娘さん、それぞれが自分の部屋で眠れるようにもしたい。いくつもの希望が重なって、「建て替えよう」という話になりました。

いくつかの住宅会社を見比べるとき、お二人が大事にしていたのは次のことです。

  • 限られた敷地でも、3階建てで建てられること
  • 料理中に猫が来ないキッチンにする
  • 猫が遊べる場所をつくる
  • 娘さんの趣味のスペースをつくる
  • お母様と娘さん、それぞれの個室をつくる

ニッケンホームに決めた理由は、限られた敷地の中でも3階建てで建てられること。そして、キャットウォークなどの間取りで、ご要望にしっかり合う提案ができたことでした。大事にしていた条件のうち、狭い敷地での3階建てと、猫が遊べる場所。この2つに応えられたことが決め手でした。

最初にお会いしたとき、設計担当の青山がまず聞いたのは、お二人で建て替える理由と、これからの暮らし方。間取りを決めるうえで、とても大事なところだからです。お二人には、建ててやりたいことがしっかりありました。それを叶えるには、建て替えるのがいちばんいい。「やりたいんです」という反応だったと、青山は振り返ります。狭い土地で難しかったかもしれないけれど、とてもいい提案をしてくれた。ここでお願いできる。お二人には、そんな雰囲気がありました。

01 A SMALL SITE

限られた敷地に、3階建てを。

まわりの家との距離は、かなりシビアでした。工事については、現場をしっかり確認し、監督と相談しながら進めています。駐車スペースも、この大きさと道路の幅を見ながら、「駐車しやすいか、大丈夫ですか」とお二人と話して決めていきました。

間口が狭いので、動線が間延びしないように。迷ったのは、水回りを何階に置くかです。お風呂を2階に上げる案とも比べました。スペースの問題もあり、優先したのは、2階のLDKを広く取ること。お母様と娘さんの意見も同じで、最終的には2階のLDKの広さを優先。お風呂は1階でいい、という結論になりました。2階のリビングは、明るさを考えても「この位置がいいよね」という話になりました。

それでも、2階のLDKはそれほど広くは取れません。お二人は最初、4人掛けのダイニングテーブルを置くイメージを持っていました。けれど、キッチンを独立型にすると、壁や扉が立って閉塞感が出やすくなります。青山は「2人掛けでいけば、コンパクトに収まりますよ」とお話しし、大きな4人掛けは置かない、という話になりました。階段も、ホールを大きく取るほどスペースが削られていきます。猫が逃げないように、階段を上がった踊り場に扉をつけました。「こういう感じの動きになりますけど、どうですか」。お二人の答えは、「そのほうが、生活にも要望にも合ってくるよね」でした。

3階建ての断面の説明図。1階に水回りと個室、2階にLDKとキャットウォーク、大きな窓、独立型のキッチン、3階に個室。各階の個室にヌックがある
説明用のイメージ図です。部屋の配置・広さは実際の間取りとは異なります。

良いところと一緒に、青山がお伝えしたこともあります。狭小地でぎりぎりに建てているので、外壁などのメンテナンスは少し難しく、費用がかかる部分もあること。そのあたりの維持管理には注意がいる、とお話ししました。

02 FOR THE CAT

キャットウォークと、独立型のキッチン。

キャットウォークは、最初から「やりたい」というご要望でした。物そのものは、お客様が気に入っていたものがあり、それをもとに、どこにどんなふうに配置するかを一緒に打ち合わせしていきました。

この家でいちばんお金をかけたのは、リビングのキャットウォークのまわりと、リビングの大きな窓です。猫が外を眺められるように、窓は大きく取りました。お二人と一緒に考えたところです。

キッチンを独立型にすることは、建て替えの理由の一つだったので、ほぼ最初から決まっていました。広さは、お二人で食事をしたり料理をしたりできればいいサイズ。大きすぎないサイズ感にしています。

独立型のキッチン
猫が入ってこない、独立型のキッチン。

キャットウォークの位置は、猫が外を眺められる大きな窓とのつながりを考えながら、お二人と一緒に決めていきました。

03 NOOKS IN EVERY ROOM

気づけば、どの個室にもヌック。

この家の個室には、どれも「ヌック」があります。きっかけは、ニッケンホームの本社モデルハウスを見ていただいたこと。最初に「いいよね」と気に入ったのは娘さんで、お母様も便乗するように。だんだん増えていって、気づいたらすべての個室についていました。

お母様と娘さんが眠る部屋は、3階にそれぞれ1部屋ずつ。前の家からの希望だった、それぞれの個室です。娘さんの趣味のスペースは、1階の奥の部屋につくりました。2階の暮らしのスペースとは少し分けた位置のほうがいい、という話になったからです。

寝るための場所にしたり、ちょっと読書をする場所にしたり。部屋ごとに、使い方はそれぞれ違います。その分、部屋そのものは、ヌック以外はかなりシンプルに仕上げました。

洋室2のヌック
娘さんが眠る洋室2のヌック。

04 ONE YEAR LATER

猫がなじんだ、1年後。

住み始めてからも、猫はキャットウォークなどで遊んでいて、とても家になじんでいる様子でした。1年点検でうかがったとき、お二人はリビングで話してくださり、2匹の猫は、キャットウォークの上や窓の近くなど、それぞれ思い思いの場所にいました。お二人とも、とても喜んでいました。前の古い家に比べれば、暑い寒いは全然感じなくなった。そんなお話もうかがいました。落ち着いて、楽しく暮らせている様子でした。前の家でつらかった暑さ寒さには、間取りの工夫ではなく、家そのものの断熱で応えています。

料理中に手元へ来ていた猫たちは、いまはキャットウォークの上や窓の近くに。独立したキッチンには入ってこないので、料理の時間も落ち着いて過ごせています。

リビングからキッチンへの引き戸
リビングからキッチンへの引き戸。猫たちの出入りはさえぎります。

猫が来てしまうキッチンから、猫が入らない独立型のキッチンへ。限られた敷地でも3階建てにして、2階のLDKの広さを優先したこと。猫が外を眺められる大きな窓と、キャットウォークにお金をかけたこと。部屋はシンプルにして、どの個室にもヌックをつくったこと。娘さんの趣味のスペースは、暮らしの階と分けて1階の奥に。そして、前の家の暑さ寒さを感じなくなったこと。N様邸には、こうした一つひとつの判断がつながっています。

設計担当・青山 享平から

「いちばん気を配ったのは、キャットウォークやキッチンとの関係など、猫を中心にした部分です。ヌックにもとても興味を持っていただいたので、かなり細かく打ち合わせをしました。猫を中心にした、趣味も楽しめる家。狭小地でコンパクトながらも、とても充実した家に仕上がったと思います。」

今伊勢町2階建てモデルハウスの室内

VISIT A MODEL HOUSE

写真で気になった暮らしを、今度は、実際の住まいで。

広さの感じ方、家事の動線、素材の手ざわり。
ニッケンホームのモデルハウスで、確かめてみませんか。