一宮市の新築一戸建て|駅と面積で1,425万円変わる。15駅の相場一覧
一宮市の家づくり住まい方
ポータルサイトで一宮の新築一戸建てを見始めると、件数の多さに驚くはずです。見れば見るほど「結局どれが妥当なのか」の基準が分からなくなる。多くの方が最初にぶつかる壁です。
検索結果に並ぶのは物件一覧ばかりで、相場の全体像や「建売・注文・マンション」という選択肢の構造を整理してくれる記事は見当たりません。
先に物差しをお渡しします。一宮の新築一戸建ては、建物面積100〜120㎡で見ると駅別の中央値が萩原駅の2,630万円から西一宮駅の4,055万円まで、1,425万円ひらきます。掲載は955件で、新築マンションの6件と比べても、この街は戸建てが主役の市場です。まず面積の帯をそろえて見るのが、迷わない探し方です。
私たちニッケンホームは、1979年の創業から45年以上、この一宮で3,800棟以上の家を建ててきた会社です。家づくりの相談に向き合ってきた経験から、市場の実像を整理してお届けします。
相場の全体像|同じ市内で1,425万円ひらく。まず「建物面積の帯」をそろえる
相場を見るときの落とし穴は、面積の帯がそろっていないこと
新築一戸建ての相場を調べると、サイトによって違う金額が出てきます。理由のひとつが建物面積の帯です。同じ駅でも、80〜100㎡の物件と100〜120㎡の物件では中央値が数百万円変わります。
一宮市で掲載の多い帯は100〜120㎡です。この帯では15駅に掲載があるのに対し、80〜100㎡の帯でデータが出るのは7駅しかありません。3LDK・4LDKを想定するなら、100〜120㎡の数字で見るのが実際的です。
駅別の中央値|建物面積の帯を変えると、順位が入れ替わる(単位:万円)
西一宮駅
尾張一宮駅
名鉄一宮駅
妙興寺駅
観音寺駅
今伊勢駅
石刀駅
西一宮駅は80〜100㎡では3位、100〜120㎡では1位。相場を見るときは、まず面積の帯をそろえます
※出典:SUUMO「一宮市(愛知県)の新築一戸建て相場」の価格相場ランキング。集計期間は2025年7月1日〜2026年6月30日、2026年9月27日に取得。
※各区内の駅から徒歩15分以内の掲載物件を対象にSUUMOが集計したものです。石刀駅は100〜120㎡帯の掲載がありません。
西一宮駅を見ると、80〜100㎡では3,580万円で3位ですが、100〜120㎡では4,055万円で1位になります。面積の帯を言わずに「西一宮は安い/高い」と決めると、判断を誤ります。
100〜120㎡で並べると、いちばん高い駅と安い駅で1,425万円ちがう
100〜120㎡の帯で、一宮市内の15駅を中央値の高い順に並べます。
| 駅 | 中央値 | 価格帯 |
|---|---|---|
| 西一宮駅 | 4,055万円 | 3,375〜4,980万円 |
| 尾張一宮駅 | 3,949万円 | 3,399〜4,484万円 |
| 名鉄一宮駅 | 3,899万円 | 3,399〜4,499万円 |
| 木曽川駅 | 3,830万円 | 3,590〜3,999万円 |
| 黒田駅 | 3,830万円 | 3,699〜3,999万円 |
| 新木曽川駅 | 3,814万円 | 3,590〜3,999万円 |
| 妙興寺駅 | 3,690万円 | 3,350〜4,390万円 |
| 観音寺駅 | 3,655万円 | 3,399〜4,280万円 |
| 今伊勢駅 | 3,280万円 | 2,980〜3,490万円 |
| 奥町駅 | 3,080万円 | 2,698〜3,280万円 |
| 苅安賀駅 | 2,990万円 | 2,490〜3,580万円 |
| 開明駅 | 2,990万円 | 2,740〜3,230万円 |
| 二子駅 | 2,790万円 | 2,380〜3,080万円 |
| 玉ノ井駅 | 2,748万円 | 2,498〜3,212万円 |
| 萩原駅 | 2,630万円 | 2,480〜3,005万円 |
※出典:SUUMO「一宮市(愛知県)の新築一戸建て相場」の価格相場ランキング(建物面積100〜120㎡)。集計期間2025年7月1日〜2026年6月30日、2026年9月27日取得。
※各駅から徒歩15分以内の掲載物件をSUUMOが集計したものです。実際の成約価格ではありません。
いちばん高い西一宮駅が4,055万円、いちばん安い萩原駅が2,630万円。その差は1,425万円で、率にすると約1.5倍です。「一宮は駅による価格差が小さい」という印象で探すと、予算の組み方を間違えます。
おおまかには、尾張一宮・名鉄一宮・西一宮の中心部が3,900万円台から4,000万円台、木曽川・黒田・新木曽川の北部が3,800万円台、今伊勢・奥町・開明・苅安賀が2,900万円台から3,200万円台、名鉄尾西線の南側にある二子・玉ノ井・萩原が2,600万円台から2,700万円台という並びです。
中央値は「物差し」であって「正解の値段」ではない
物件を見るときは、その駅の中央値を基準に「これは相場より高いのか安いのか」で考えます。中央値を大きく下回る物件があれば、土地が狭い、建物が小さい、駅から遠い、接道や形状に条件がある——といった理由がどこかにあります。理由を確かめたうえで納得できるなら、それは良い買い物になります。
逆に相場を知らずに見始めると、一件ごとに金額の感覚がぶれて、気づいたら予算を超えた物件を検討していた、ということが起こります。

LINE診断
まずは、「どこに住むか」から。
一宮で45年以上、3,800棟以上。
学区・地盤・買い物・通勤——
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選択肢は955件|建売・注文・土地からの3ルート
新築を探すなら、一宮ではほぼ戸建てになる
一宮市の新築住宅市場は、戸建てに大きく偏っています。
一宮市で売り出されている新築住宅(SUUMO掲載・2026年9月27日時点)
一宮市で新築を探すなら、選択肢はほぼ戸建てです。件数で約159倍の差があります
※出典:SUUMO「一宮市の新築一戸建て」「一宮市の新築マンション」の掲載件数。2026年9月27日時点。掲載件数は日々変わります。
新築マンションが6件に対して、新築一戸建ては955件。件数で約159倍の差があります。駅近・管理・セキュリティを求めてマンションを探しても、選べる物件がほとんどありません。一宮市で新築を検討するなら、戸建てを軸に据えるのが現実的です。
件数は日々動きます。見ておくのは桁の違い
なお掲載件数は日々変わります。この記事の数字は2026年9月27日に取得したもので、2026年7月時点では830件でした。3か月で100件以上増えています。数字そのものより、マンションと戸建ての桁が違うという構造をつかんでおけば十分です。
3つのルートのどれで探すかを、先に決める
新築一戸建てを手に入れる3つのルート
建売
完成した家を買う
土地と建物がセット
総額が先に決まる
見てから決められる。入居まで3〜6か月
注文
土地を買って建てる
土地と建物を別に決める
設計が固まって総額が決まる
間取り・仕様・性能を指定できる
土地から
売出中の土地を買う
施工会社は後から選ぶ
土地の条件を優先
場所を先に決めたい人向け
955件の大半は建売です。どのルートで探すかを先に決めると、見る物件が絞れます
建売住宅は、完成しているか建設中の物件を買うルートです。実物を見てから決められるので、イメージとのずれが少なく、入居時期もはっきりします。総額が先に決まるので資金計画も立てやすい形です。一宮市の955件の多くがこのルートです。
注文住宅は、土地を買ってから設計・施工するルートです。間取りから断熱等性能等級・耐震等級といった性能まで指定できます。そのかわり、設計と施工の期間が必要です。
土地から探すルートは、売出中の土地を先に決めて、施工会社を後から選ぶ形です。「場所だけは譲れない」という場合に向いています。
建売と注文の違いは、費用の見え方・自由度・入居時期の3点に整理できます。くわしくは一宮市の建売住宅で、土地から探す場合の進め方は一宮市の土地探しでまとめています。
マンションとの比較|同じ予算で、面積は1.5〜2倍になる
価格帯は重なるが、得られる面積が違う
一宮市の新築マンションは6件と限られますが、価格帯は戸建てと重なります。同じ3,500万円から4,500万円の予算で比べたとき、違いが出るのは面積です。
マンションの専有面積は70〜85㎡(約21〜26坪)が標準的なところ、一戸建てなら建物面積100〜120㎡(約30〜36坪)の物件が市内の主流です。さらに戸建てには駐車スペースや庭を含めた土地がつきます。同じ金額で、使える面積はおおむね1.5倍から2倍になります。
マンション側の利点も、そのまま見ておく
面積だけで決まる話ではありません。マンションの利点は立地です。一宮市の新築マンションは駅近に集中していて、通勤・通学の利便が確保できます。ワンフロアなので階段の上り下りがなく、掃除の動線も短い。共用部の管理を管理組合と管理会社に任せられるのも、共働き世帯やシニア世帯には大きな価値です。
そのかわり、管理費と修繕積立金が毎月かかり、駐車場も別料金になることが多くなります。戸建ては自分で修繕費を積む必要がありますが、月々の固定費という形にはなりません。
見る順番は、6件のマンションが先
一宮市で選ぶなら、まず6件しかないマンションを見て、条件に合うものがあるかを確かめるのが早い順番です。合わなければ、955件の戸建てに視点を移すことになります。
建売か注文か — 迷ったら「土地の有無」と「こだわりの量」
一宮市で戸建てを購入することに決めた後、多くの世帯が直面するのが「建売住宅にするか、注文住宅にするか」という選択です。この判断を簡潔にするには、「土地を持っているか」と「家づくりへのこだわりの大きさ」という2つの軸で考えると分かりやすくなります。
建売が向いている人
完成品を見た上で判断したい、または入居時期を急いでいるという方には、建売住宅が適しています。既に出来上がった建物を見学できるため、間取りや室内の採光、実際の使い勝手をその目で確認してから購入を決められます。また、建売は通常3ヶ月〜半年で入居できるため、転勤や子どもの入学に合わせた引っ越しが必要な世帯にも向いています。
すでに土地を持っている場合でも、「その土地に新しく建物を建てる手間をかけたくない」「完成品のクオリティを重視したい」という判断で建売を選ぶ世帯もいます。
注文住宅が向いている人
家づくりの細部にこだわりたい、または土地探しから自分たちで行いたいという方には、注文住宅が適しています。間取り、断熱性能、内装素材、外壁の色、エクステリアのデザインまで、理想を実現する自由度が最大の利点です。また、土地探しから関われるため、立地や周辺環境を自分たちの基準で選ぶことができます。
性能にこだわりたい方(耐震等級、省エネルギー性能など)にとっても、注文住宅は「要望に応じた仕様を明確に指定できる」というメリットがあります。
判断の入口は「自分たちの優先順位」
本質的には、「完成品を見て買いたいのか」「理想を形にしたいのか」という判断軸が最初にあります。土地の有無は参考要因ですが、むしろ「時間的な余裕があるか」と「カスタマイズへのこだわりの大きさ」が、実際の選択を分ける要因になることが多いです。
ただし、このテーマは奥が深く、建売と注文住宅の違い、それぞれの費用や期間についても詳しく知りたい方がほとんどです。別記事で、建売と注文住宅の具体的な比較(費用・期間・カスタマイズ性・入居後のサポート等)をまとめていますので、迷った際は参照していただけます。
大事なのは、「どちらが正解か」ではなく、「自分たちのライフプランに合うのはどちらか」という視点です。次は、そのどちらを選ぶにせよ、購入前に必ず確認すべき「物件情報の外にある大切なポイント」をお話しします。
場所の確認は建物より先 — ハザード・学区・地価
新築一戸建てを購入するとき、多くの世帯が建物のスペック(間取り、面積、断熱性能など)に目がいきます。しかし実は、「この物件がどこにあるのか」という土地そのものの条件が、購入後の生活満足度を大きく左右します。建物より先に確認すべき、3つの重要なポイントをお話しします。
①ハザードマップで災害リスクを確認
一宮市で土地を購入するときは、必ずハザードマップを確認してください。ハザードマップは、洪水、液状化、土砂崩れといった災害のリスクを地図上で可視化したものです。
一宮市は木曽川に近い地域が多いため、洪水リスクは検討の重要な要素です。同じ価格帯の土地でも、ハザードマップのリスク区分によって、火災保険の料金が大きく異なることもあります。つまり、「建物の価格は同じでも、保険コストで長期的な支払い総額が変わる」という観点も忘れずに。
詳しい確認方法については、別記事でハザードマップの読み方と確認ツールをまとめていますので、参照してください。
②子どもの学区は住所で決まる
お子さんがいる世帯にとって、「この家の場所だと、どこの小学校に通うか」は物件選び同様に重要な意思決定です。一宮市では通学区が細かく分かれており、同じ一宮市内でも、東部と西部では異なる学区になることもあります。
学校選びは引っ越し後には変更できない条件です。物件探しと並行して、希望の学区を先に絞り、その学区内で土地・建物を探すという逆順のアプローチもお勧めします。各学校の教育方針、通学距離、スクールバス対応などの詳細は、一宮市の教育委員会サイトで確認できます。別記事では、一宮市の主要学区と各エリアの特徴をまとめていますので、学区選びの参考にしてください。
③地価は「買った後の資産価値」を左右する
新築住宅の購入は「一生の買い物」と言われますが、その後「売却」「相続」といった場面が来る可能性も考慮すべきです。そのときに重要になるのが、その土地がどのエリアにあるか、地価がどの水準にあるかという情報です。
一宮市の住宅地の公示地価は、市平均の集計で90,650円/㎡(2026年)です。ただし地域によって差があります。駅に近いエリアほど地価は高く、郊外に行くほど低くなる傾向です。同じ予算で土地を購入するなら、「今は安いが、将来の都市開発で価値が上がるエリア」と「既に開発が進んでいるため地価が下げ止まるエリア」では、長期的な資産価値が異なってきます。
※出典:国土交通省|「不動産情報ライブラリ」
現在の土地価格だけで判断するのではなく、「5年後、10年後、この地域の需要がどうなっているか」という視点も、特に30年以上住まう予定の世帯にとっては大切です。一宮市全体の地価・不動産市場については、別記事で詳しく解説していますので、参照してください。
「好きな建物」よりも「好きな場所」を優先する
新築一戸建ての購入では、ついつい「この建物が好き」という感情で判断しがちです。しかし、建物は30年ごとにリフォームできますが、土地の場所は後から変えられません。30年、40年と長く住む可能性を考えると、「場所選びに最も時間をかけるべき」というのが、多くの住宅購入経験者の共通する後悔ポイントです。
ハザードマップ、学区、地価 — これら3つの確認は、不動産ポータルサイトの物件情報ページには載っていません。だからこそ、自分たちで一手間かけて確認する世帯が、結果的に満足度の高い土地を選んでいる傾向があります。
一宮市で、延床の広さから考えた2棟
市場の主流は建物面積100〜120㎡ですが、必要な広さは家族によって違います。延床が2倍以上ちがう2棟を並べます。
一宮市H様邸|敷地32.6坪、上に伸ばして延床49坪


建売の多くは、土地と建物の組み合わせが決まっています。この家は敷地32.6坪という狭い土地ですが、3階建てにして延床49.0坪を確保しました。1階の道路側はまるごとインナーガレージで、車を建物の中に入れています。2階をリビングにして神社の森を見る配置にしました。同じ面積を平屋や2階建てで取ろうとすると、この土地では成立しません。
| 建築種別 | 3階建て |
|---|---|
| 延床面積 | 49.0坪(162.31㎡) |
| 敷地面積 | 32.6坪 |
| 年間光熱費 | 29.90万円 → 18.54万円(38%減) |
一宮市S様邸|敷地121坪、あえて延床22坪の平屋


市場に出ている新築一戸建ては、建物面積100〜120㎡が主流です。この家はその半分以下、延床22.00坪(72.59㎡)の平屋です。お子さんが独立したご夫婦の住まいで、建物を小さくするかわりに、手芸のワークスペースや家庭菜園の道具置き場を確保しました。敷地は120.95坪あるので、大きく建てることもできましたが、これから使う場所だけを残す選び方をしています。
| 建築種別 | 平屋 |
|---|---|
| 延床面積 | 22.00坪(72.59㎡) |
| 敷地面積 | 120.95坪 |
| 年間光熱費 | 22.61万円 → 14.70万円(35%減) |
一宮で実物を見る — 今伊勢町の2階建てモデルハウス
建売を見て回るときに基準がないと、どれも同じに見えてきます。今伊勢町本神戸の2階建てモデルハウスは、比べるときの物差しになる一棟です。
一宮市今伊勢町モデルハウス(2階建て)|建売を見る前の、物差しをつくる


1枚目は仕切りのないリビング、2枚目は土間と小上がりです。建物面積100〜120㎡という帯のなかでも、壁と廊下の減らし方で使える場所は変わります。先に一棟きちんと見ておくと、物件を回ったときの違いが分かるようになります。
| 建築種別 | 2階建て |
|---|---|
| 所在地 | 一宮市今伊勢町本神戸 |
| 見学 | 完全予約制・1組ずつ60〜90分 / 10:00〜17:00・水曜定休 |
まとめ|物差しは駅別中央値・順序は「場所の確認」から
これまでの内容をまとめると、
- 相場の物差しは、建物面積100〜120㎡で見た駅別中央値。西一宮4,055万円から萩原2,630万円まで1,425万円ひらく
- 選択肢は955件・3ルート(建売・注文・土地から)。自分に合うルートを先に決める
- 建物より先に場所の確認(ハザード・学区・地価)。ここを飛ばすと後悔が残る
となります。
建売と注文住宅の違い、土地からの探し方は、別の記事で詳しく解説しています。

LINE診断
まずは、「どこに住むか」から。
一宮で45年以上、3,800棟以上。
学区・地盤・買い物・通勤——
暮らし方を6つうかがうだけで、
ご家族に合いそうなエリアをお伝えします。
お名前も、ご住所もいりません。