住まいづくりのコラム

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住宅選びのポイント
2017.06.16

後悔しない家にするための最初の一歩

住宅と一言でいっても、「一戸建て」、「マンション」、「新築」、「分譲」、「賃貸」、「リノベーション」など様々な形があります。
これらに共通していえることは、どのような形だとしても人々が生活をする上での営みの基盤になるということです。

例えば料理では、様々な国や調理法の料理があり、それらの料理に合わせて食器の色や素材を合わせていきます。逆に食器を念頭においてから、料理を作ることはあまりありませんよね?
料理人が食器を購入するときに、何も考えずに購入するのではなく、提供したい料理のイメージを持って、それに合うような食器を選択するのです。
これと同様のことが住宅でもいえまして、住む人々の生活スタイルに合わせて住宅を選ぶべきなので、たとえ豪華な住宅でも自分たちの生活に合わないものを選ぶべきではないのです。

一見すると誰でも分かっていそうな話だと思いません?
しかし、この話は言うほど簡単なものではないのです。
たとえば、和食のご飯やお味噌汁などは西洋の高級食器よりも、味わい深い食器の方が合うことを今までの経験則で知っていても、自分たちの生活にあう家がどんな家なのかは分からないですよね?

自分たちが住みたい家はどんな家?

今、世の中には家についての情報がインターネットや書籍などに多くありますし、住宅に関するセミナーや講義も探せばたくさん出てくるでしょう。
しかし、これらで得られる情報は大事なことなので知らなければいけない内容なのでしょうが、このような場所で得られる知識というのは住宅をどのように存在させるかというあり方で、その住宅での生活の仕方が分かるわけではないのです。

先ほども例にした料理で考えると分かりやすいのです。食器全体で良いといわれるものはたくさんありますが、私たち使う側の人間が本来考えなければいけないのは食器自身ではなく中身の料理の方ではないでしょうか。
この料理を考えるときには、そもそもの始まりとして自分は何を食べたいのかを決定しなければいけません。しかし、この時も自分だけで食べるものを決めるのは簡単ですが、誰かと一緒に楽しむ食事なら、一緒に食べる全員のことを考えて料理内容を考える必要がありますよね?
そして料理にどのくらいに費用をかけるのか、時間はどのくらい残っているのか、献立の栄養バランスがいいのかなどを考えたうえで、料理のメニューを確定させることができるのです。

料理にたとえて話ましたが、これは住宅にも同じことがいえて一緒に住む人のことを考えぬいてからでないと住む家は決まらないのです。

家に誰と一緒に暮らすかが大事

住宅の性能やデザインを決める前に私たちが決めなければいけないのは、誰と一緒に住んで、どのような暮らしをしていきたいのかを決めないといけません。
「どのような暮らし」といきなり言われても、なかなか決めきれないですよね。
このような時の考え方も身近な料理にたとえて考えてみるとシンプルになって分かりやすくなります。

基本的なことから決定させていくと、当たり前なので深くは考えないかもしれませんが「一緒に住む相手は誰なのか?」を決めていきましょう。
選択肢の項目としては「自分」「+両親」「+嫁 or 夫」「+子ども」「+親戚」「+他人」などのように選べる項目は意外と多いのです。
それもこの項目は年が経つにつれて変化してきます。

例えば
・今は子どもがいないけど、将来的に子どもができる
・両親とは同居していないけど、老後の介護のことを考えると将来は二世帯住宅にしたい
・子どもが親になって同居するときのために部屋数は多くしておきたい

のように現在と将来で家の中での暮らし方が変わりますので、ある程度はこれらの内容を考えながら誰と一緒に暮らすのかを考えてみるのがいいでしょう。

家の将来のことも考える

もちろん家のことを考えるときにどのくらいの予算がかかるのか、という現実的な問題もあるかと思います。
しかし、どんな現実的な問題があったとしても、自分も含めた人たちがどのような暮らし方をしていきたいかを念頭に考えなければいけません。
そうしないと家のデザインや価格ばかりを追いかけた、住む人を放置した家になってしまうでしょう。

家の形や価格も大事な要素ではありますが、自分が誰と生活をしていくのか、そしてどのような生活をして変化していきそうなのかという部分をじっくり煮詰めていくことが後悔のない家作りになるでしょう。

家作りを検討するときに覚えておいて欲しいことは、家に生活環境を合わせていくのではなく、生活環境に合わせた家を優先していかなければならないということです。

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