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災害に強い住宅選びのポイント平屋住宅暮らし方
2023.01.16

注目を集める平屋のメリット、デメリットを紹介!

昨今の家づくりでは平屋を検討される方が増えています。階段のない平屋はシニア世代はもちろん、子育て世代など幅広い世代から注目を集めており、各住宅メーカーも平屋をラインナップの一つとして展開しています。
そこで、今回は近年注目を集める平屋のメリット、デメリットについて紹介します。

平屋とは

平屋とは一階建ての戸建て住宅のことであり、LDKや寝室、お風呂やトイレなどがすべてワンフロアに収まっているのが特徴です。
上下階の移動がないので、もともとシニア世代を中心に人気を集めていましたが、近年は子育て世代からの人気が高く、さまざまなハウスメーカーや工務店で平屋を扱うようになりました。
平屋と聞くと、昔ながらの古民家をイメージされるかもしれませんが、最近はデザイン性の高い平屋住宅が多く、軒が深い凹凸感のある外観が特徴でしょう。
また、勾配天井や小屋裏を活用した収納など、平屋の良さを最大限の取り入れたプランニングが人気となっています。

平屋のメリット

ここでは、平屋のメリットを見ていきましょう。

生活動線が効率的

平屋はワンフロアにすべてのスペースが収まっているので、生活動線が効率的なのが特徴でしょう。たとえば、1階に洗濯機を置いてあり、2階のバルコニーで洗濯物を干す場合は階段での移動が必要になりますが、平屋の場合は上下階の移動がなくすべてワンフロアで完結するので楽な家事動線がつくれます。
さらに2階建て住宅で2階にトイレを設けていない場合、1階までわざわざ降りなければなりません。しかし、平屋であれば同じ階にトイレがあるので、階段を上り下りする必要はありません。

耐震性が高い

平屋は2階建てや3階建ての住宅と比べると地震発生時の揺れを感じにくいのが特徴でしょう。高層マンションをイメージするとわかりやすいかもしれません。高さがある建物の場合、どうしても横揺れ時の揺れ幅が大きくなってしまいます。
しかし、平屋は重心が低く、建物自体の低さが抑えられているので、地震が起きても振動の影響は少ないでしょう。

バリアフリーで長く住める

平屋は階段などの段差がないので、バリアフリーの観点から、いつまでも長く住み続けられるのがメリットです。2階建てや3階建ての場合、どうしても上下階の移動が必要になることから、年齢を重ねると移動がしんどく感じてしまう可能性があるでしょう。そのため、昨今はホームエレベーターといった家庭用のエレベーターを採用するケースがありますが、導入にかかる初期費用だけでなく、ランニングコストがかかってしまうので、なかなか採用できるものではありません。
しかし、平屋であればそもそも階段がないので、バリアフリーに対応しており、足腰が悪くなっても比較的住みやすい環境で暮らせるのがメリットです。

メンテナンスコストを抑えられる

家は長く住み続けるために定期的なメンテナンスが必要です。とくに外壁や屋根のメンテナンスは非常に大切であり、メンテナンスを怠ると家の寿命に影響してしまう可能性があります。
ただ、メンテナンス時には足場を組んで屋根や外壁の点検、補修を行うので、2階建てや3階建ての場合は足場代が高くなってしまうのです。
一方、平屋であれば足場を組む必要がなかったり、組んだとしても費用が安く済んだりするので、メンテナンスコストを抑えられるのがメリットでしょう。

家族同士のコミュニケーションが取りやすい

平屋は生活空間がワンフロアなので、家族間でコミュニケーションが取りやすいのが魅力です。上下階で隔たりがないので、自然と家族と顔をあわせる機会が多くなるでしょう。
最近はリビングスペースを中心におき、リビングを通らないと寝室や居室に行けない間取が注目を集めています。

平屋のデメリット

平屋にはたくさんのメリットがありますが、ここではどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

広い土地が必要

平屋はワンフロアにすべてのスペースが集約されているので、その分広い土地が必要になります。たとえば、延床面積が30坪の2階建て住宅であれば、40坪前後の土地があれば家を建てることができます*。一方、同じ延床面積で平屋を建てる場合は単純に2倍の建築面積になるため、少なくとも60坪前後の土地が必要になるでしょう。
*建ぺい率、容積率による

建築コストが高くなるときがある

平屋は2階建てや3階建てよりも建築コストが高くなることがあります。というのも、2階建てなどと比べると基礎と屋根の面積が増えるので、その分の建築コストがどうしても高くなってしまうのです。
もちろん、どのような屋根材を使用するかによっても異なりますが、平屋のほうが一般的には坪単価が高くなる傾向にあります。

採光性が悪くなる

プランニングにもよりますが、建物の中心部は窓からの光が入りにくく、暗く感じてしまうことも少なくありません。
ただし、採光性については間取りや窓の配置などで対応できる部分なので、事前に採光シミュレーションを行えば十分に対策できるでしょう。

まとめ

平屋は上下階の移動がなく、ワンフロアにLDK、居室、お風呂やトイレなどがすべて集約しているので、生活しやすいのが魅力であり、近年は子育て世代からの人気が高まっています。
さらに、勾配天井や小屋裏を活かしたプランニングが注目を集めており、吹き抜けを採用した平屋が多くなってきています。
ただ、平屋を建てるためには広い土地が必要など、デメリットがあるのも事実です。これから家づくりされる方はメリット、デメリット、それぞれを理解した上で検討することをおすすめします。

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