住まいづくりのコラム

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住宅選びのポイント資金計画
2016.03.25

家づくりの流れで大切!正しい見積もりの取り方を知る

注文住宅には、デザインやレイアウトを自分好みに決めることができるという楽しみがあります。しかし、家づくりの流れがつかみづらく、不安点や疑問点があるという方も多いのではないでしょうか。家づくりの流れのなかでも、よい注文住宅を建てるためには最初の見積もりがとても重要です。ここでは、見積もりを取るためのコツをご紹介します。

これだけは伝えておきたい4つのポイント

初めて注文住宅を建てるとなると、家づくりの流れが分からずに何を聞けばいいのかも分からない、という方もいるかもしれません。見積もりの際は、以下の4つのポイントを伝えるようにしましょう。そうすることで家づくりの流れを把握しやすくなり、業者としても理想に沿った提案が出しやすくなります。

・予算はできるだけ正確に伝えること
注文住宅を建てる際、どれだけ正確な予算を伝えられるかは住宅の品質を左右します。正確であればあるほど、業者はその金額に合わせた細かい提案が可能となるからです。提示した予算内に必ず抑えて欲しいのか、よりよい条件を追加できるならある程度予算の上積みが可能なのか、という点を伝えることも大切です。住宅に回せる貯蓄額、返済可能なローン額などを伝えるようにしましょう。

・"どこに家を建てるか"はプランや費用に関わる
土地はどこにあるのか、どれくらいの広さがあるのかなどの敷地情報は、注文住宅のプランを立てるうえで重要です。可能ならば、土地の図面も提出するようにしましょう。敷地情報を知ることで建物の法的な制限を知ることができ、プランが立てやすくなります。もし、地盤強化が必要な土地であればその工事費で予算が大きく変わってくるため、地盤調査の依頼は早めに行うことが大切です。

・コツは"不満"を伝えること
理想を追求できる注文住宅といえど、"理想を伝える"というのはなかなか難しいもの。家づくりの流れでどのようなことができるのか、というのは家づくりのプロでないと分からない部分が多いので、まずは現在の住まいの不満点を伝えるようにしましょう。そうすれば、その不満点からプロの目線で解決策を聞くことができます。将来子どもを作る予定があるか、親世帯と同居する予定はあるかなど、分かっている範囲で今後の予定を伝えることも有効です。不満点を上手く伝えられないという場合は、実際に住まいを見てもらうことでよりよい解決策を見いだせることもあります。

・優先順位を決めておく
注文住宅は理想を実現できる住宅とはいえ、なんでも詰め込めるというわけではありません。浴室はこうしたい、キッチンはああしたい、床はこれがいい、など多くの要望がある場合は優先順位を決めておきましょう。そうすることで、できるだけ多くの要望を見積もりに含めることが可能となります。 以上のポイントを伝えるだけでも、満足のいく注文住宅を追求できるようになります。見積もりの際は、ぜひご参考ください。

見積もり書の内容を確認するための3つのポイント

業者との打ち合わせが終わったら、1週間から1ヶ月ほどで見積もり書を受け取ることができます。依頼した全ての業者から見積もり書が届いたら、見比べを行います。しかし、家づくりの流れはハウスメーカーや工務店によって細かく異なるため、細部まで確認するのは難しいといえます。以下では、見積もり書で確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。

・総額を確認する
見積もり書の書き方に決められた基準はないため、見積もり書の内容は各社で違いがあります。家づくりの流れは各社で異なり、料金の計算方法が違うこともあるため、それぞれの工事費を単価で見比べることにあまり意味はありません。そのため、総額を確認することが大切です。見積もり書にはもちろん総額が記載されていますが、場合によっては工事中に費用が増してしまう可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。

・希望の内容が含まれているか
打ち合わせにて伝えた要望がプランにしっかり含まれているかを確認しましょう。見積もり書によっては本体工事費が「一式」などとまとめられていることもあるため、不明な点があれば業者へ質問することが大切です。

・曖昧な内容の確認
見積もり書には、上述の「一式」表記や諸費用、屋外給排水工事など、一見すると内容や金額が分かりにくいものがあります。家づくりの流れをしっかり把握するためにも、そういった曖昧な内容はしっかり確認を行いましょう。

以上のポイントを参考にすることで、相見積もりがしやすくなります。分からないと思った部分は業者へ確認することが大切です。

最初でしっかり固めておくことが大切

理想の注文住宅を建てるためには、以上のように、見積もりを取る段階で家づくりの流れをできるだけ明確にしておくことが大切です。そうすることで不明点を排し、自身の思い描く住宅が出来上がる可能性を高くすることができます。そして、数社のなかから自身の理想に一番沿ってくれそうな1社を選ぶようにしましょう。

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