住まいづくりのコラム

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二世帯住宅選びのポイント平屋住宅
2022.09.05

「平屋・2階建て・3階建て」を決めるポイント

実際、家を建てるとなった時、まず、どのくらいの土地の広さでどのくらいの家が建つのかが気になるでしょう。都市部のような狭い土地に家を建てる場合と、地方のような広い土地に家を建てる場合で選択肢は違います。

狭い土地に家を建てる場合、2階建てか3階建てで迷うことがあっても、平屋で迷うことはないでしょう。逆に広い土地で平屋と2階建てで迷うことがあっても、3階建てにすることは費用面から考えてもあまりないでしょう。

土地取得からしようとするなら、予算も大きく影響するでしょうから、土地ありきでの家の階数選択となるかもしれません。住宅密集地とそうでない場合の違いも、家の階数選択に影響があるでしょう。

平屋・2階建て・3階建ての特徴を見ていきますが、メリットばかりでなく、デメリットもあります。すべてを含めてどんなところが魅力なのか、決め手となるポイントを探っていきます。

平屋のメリット

①階段の昇り降りがない

すべての動線が1階だけで済むため、上下の移動がなく、身体への負担が少なく済みます。特に高齢者や子どもには優しい暮らしとなります。

②ゆったりした間取りが可能

天井の高いワンフロアで、広々とした部屋づくりが可能です。見渡せる部屋から感じられる開放感は、ワンランク上のゆとりを与えてくれます。

③メンテナンス費用が削減

延床面積が少なくなるため、メンテナンス費用も削減可能です。定期的にしなければならないメンテナンスだからこそ、長期的に見るとかなり費用が違ってきます。

④家族のコミュニケーションが取りやすい

常に目の届くところで高齢者や子どもの気配が感じられるため、安心感が違います。リビングを間取りの中心に据えれば、子供が成長した後でも顔を合わせる機会を持てます。

平屋のデメリット

①敷地が広くなければならない

家を建てる時には、建ぺい率(敷地面積に占める建築面積の割合)と容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)が決まっています。例えば、2階建てと同じ延べ床面積が欲しいとなると、2階建ての2倍の土地が必要だということです。

②防災・防犯が不安

床上浸水のリスクや外部から各部屋へ侵入のリスクが高くなる可能性があります。防災・防犯についての対策をしっかり行うようにしたいものです。

③間取りの自由度が高い

上階がない分、天井の高さ設定が自由になり、屋根のデザインや空間デザインの幅が広がります。平屋ながらも、ロフトや屋根裏を設けたり、スキップフロアなどの楽しめる空間を作ることも可能です。

④基礎と屋根に建築コストがかかりやすい

基礎面積が大きくなる分、屋根も大きくなり、最初の建築コストがかかってしまう可能性があります。どの程度の大きさにするかは、よく検討したいものです。

2階建て・3階建てのメリット

2階建て・3階建ての魅力は、平屋にはない部分の魅力ということで、階数の違い以外は共通している部分が多くなります。都心部になればなるほど、土地の取得に費用がかかるため、3階建てになることは増えるでしょう。

①狭い土地でも生活スペースを確保

土地が狭くても、延べ床面積で広い生活スペースをカバーすることが可能です。限られた空間で、快適な生活動線を作ることができれば、不自由さは感じないでしょう。

②二世帯住宅にもおすすめ

1階と上階で世帯を分けることも考えられます。世代で暮らしを分けながらも助け合う暮らしを可能にします。

③家族間のプライバシーを確保

家族同士で空間を区切ることができ、ほどよい距離感を持ちながら生活できます。個別の空間だけでなく、共通空間を作りやすくもあり、メリハリのきいた間取りが生まれるでしょう。

④屋上や中間空間を作りやすい

狭い敷地だと庭を持つことが難しいかもしれませんが、屋上や中間空間を作って有効活用することが考えられます。アイデア次第でユニークな空間ができるでしょう。

2階建て・3階建てのデメリット

①階段が生活動線を妨げる

階段ができると、どうしても昇り降りをする手間はかかります。平屋に比べれば、リビングと他のスペースとの行き来が大変になったり、高齢になると階段への対応が難しくなったりすることも考えられます。

②日当たりや風通しが悪い

土地が狭いと、設計上で何らかの工夫をしなければ、隣接環境で日当たりや風通しが悪くなることが考えられます。土地選びが大変な場合もありそうです。

選択する上での最重要ポイント

家を建てる時の現実問題として、土地の広さ、予算、使い勝手、家族構成など、総合的に考えて、家の階数を検討することになりますが、正解は一つではありません。

老後まで見据えたライフスタイルを想像し、どれだけ快適に暮らせるかをそれぞれの家族の立場で検討することが重要です。

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