住まいづくりのコラム

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住宅選びのポイント
2015.11.13

納得のいく注文住宅を建てるために!モデルハウスを見学する際のポイント

納得の注文住宅にするためには、家づくりの流れをしっかり把握しておくことが大切です。家づくりの流れを把握していなければ、不備が生じたりトラブルが起こったりする恐れがあります。

注文住宅と建売住宅とでは、家づくりの流れが大きく異なります。注文住宅を利用する際は、契約前にモデルハウスを見学することになります。モデルハウスは、建築した住宅のイメージをお客様に分かりやすく伝えるために用意した説明用の住宅です。住宅の仕上がりや設備などをチェックすることができるため、モデルハウスの見学は注文住宅における家づくりの流れのなかで非常に重要な工程だといえます。

以下では、家づくりの流れのなかでも特に重要となる、モデルハウスを見学する際のポイントについてご紹介します。

モデルハウスの外観は、それほど重視しなくてよい

住宅の外観は、その場に訪れた方が真っ先に目にするところです。これはモデルハウスの場合も同様で、立派な外観に感動して契約を決めるという方も少なくありません。しかし、これはあまり望ましいとはいえません。モデルハウスの外観と注文住宅の仕上がりは、あまり関係がないといわれているからです。

一般的な住宅の構造として、南側には部屋が、北側にはバスルームやトイレといった水まわりが設けられるようになっています。寝室やリビングといった部屋には、太陽の光を取り入れるために大きな窓が設置されることが多く、バスルームやトイレには通気性を考えて小さい窓が設置されることが多くあります。つまり住宅の南側は、北側に比べて凹凸がしっかり付いた外観となるのです。

南側が道路に面している場合、道路から住宅を見たときに、玄関口や大きな窓によって外観に凹凸ができていることで"住宅の顔"を引き立たせることができます。この効果を狙い、モデルハウスの多くは南側が道路に面するように建てられているのです。

住宅によっては、北側が道路に面しているところもあります。もしもそういった立地を選んでしまった場合、道路から見えるのはバスルームやトイレに設置された小さな窓や玄関口のみということになり、凹凸のないのっぺりした外観となってしまいます。

以上のことから、モデルハウスの外観のみで契約を決めてしまうのは避けるべきであるといえます。

構造的な特徴と標準仕様をチェックすべし

注文住宅における家づくりの流れのなかでも、非常に重要なモデルハウスの見学。そんなモデルハウス見学では、"住宅の構造"と、使用されている設備機器や外装・内装の仕上げ材などの"標準仕様"をしっかりチェックしておく必要があります。

・構造的な特徴
住宅の構造は、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、補強コンクリートブロック造といくつかの工法に分けることができます。各工法で特徴が大きく異なるため、ここで最適な工法を選ぶことは家づくりの流れにおいて重要なポイントとなります。

木造が持つ魅力は、地盤にかかる負担の少なさです。鉄やコンクリートと比べると重量がないため、建築前の地盤補強なども少なくて済みます。また、加工が容易であるため、より希望のデザイン・間取りへ仕上げることができます。

鉄骨造が持つ魅力は、品質のよさと強度の大きさです。これを活用した重量鉄骨ラーメン工法は高層ビルなどにも採用されており、高い耐震性を誇っています。

鉄筋コンクリート造が持つ魅力は、耐震性、耐火性、耐久性に優れているという点です。鉄筋とコンクリートの魅力を併せ持った工法で、強度のみならず設計の容易さも魅力のひとつです。なお、強度の程度は使用するコンクリートによって差があります。

補強コンクリートブロック造が持つ魅力は、ほかの工法と比べて建築期間が短いという点です。また、空洞部分が多いことから断熱性に優れています。もちろん、空洞部分が多いからといってスカスカということではなく、鉄筋を使ってしっかり補強しているため心配はいりません。

・標準仕様
標準仕様とは、住宅メーカーが使用する設備機器や外装・内装の仕上げ材などの基準となるグレードのことです。標準仕様は各住宅メーカーにより異なるので、自身がイメージする理想の住宅を手に入れるためにも必ず押さえておきたいポイントだといえます。

標準仕様と併せて覚えておきたいものに、オプションがあります。オプションは仕様をグレードアップしたいときに利用するもので、標準仕様より高品質のものを使ったり、通常はない機能・設備を追加したりすることが可能です。なお、利用すると注文住宅の購入にかかる費用は高くなる点に注意が必要です。

モデルハウスに、標準仕様よりもグレードの高い設備機器や外装・内装の仕上げ材を使っているというケースは少なくなりません。そのため、モデルハウスと同様のつくりを希望することで、予算を軽々オーバーしてしまうこともあるのです。そうならないためにも、住宅メーカーの標準仕様をチェックしておくことがとても大切です。

ポイントを押さえ、家づくりの流れを着実に進もう

モデルハウス見学は、注文住宅を建築する際の家づくりの流れを一つひとつ進んでいく上で、絶対に外すことのできない工程です。家づくりの流れを把握し、見学する際のポイントを押さえておくことで、より自身の希望に合った注文住宅へ仕上げることができます。

現在、注文住宅の建築を考えている方やモデルハウスの外観のみで即決しようとしている方は、今一度"本当にチェックしておかなくてはならない点"をしっかりと確認することが大切といえます。構造的な特徴と標準仕様をチェックしておけば、依頼すべき住宅メーカーが自ずと見えてくるはずです。

上記を参考に、納得できる注文住宅を選びましょう。

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