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二世帯住宅選びのポイント暮らし方
2022.07.30

二世帯住宅の種類

二世帯住宅のイメージはどんなものでしょうか。あまりいいイメージを耳にしないかもしれませんが、メリットは必ずあるものです。今では共働き夫婦が増えているため、二世帯住宅のイメージも変わり、親世帯と助け合う暮らしのほうがお互いの人生を豊かにすることもあるでしょう。

ここでは、二世帯住宅で暮らす目的、二世帯住宅を検討し始めた時から起こりがちな悩み、ライフスタイル別に分かれる二世帯住宅の種類ついてまとめています。二世帯住宅を建てる前から参考にしてみてください。

 

二世帯住宅で暮らす主な目的

親世帯が実際に介護状態になってから、慌てて二世帯住宅にすることもありますが、二世帯住宅問題は、親世帯が高齢になるといずれは考えなければならない問題です。時間の経過と共に家族間で話題に挙がる、二世帯住宅にする目的を見ていきます。親世帯、子世帯から見た目的はそれぞれ違います。

親世帯の目的:介護や通院のため

親世帯の申し出から二世帯住宅の検討が始まるケースが多くなります。高齢になり、健康に自信がなくなったり、配偶者が死別や離婚で独りになってしまったりなど、体力的・精神的に心細くなることが理由でしょう。

子世帯の目的:子育てのサポートが欲しいため

子どもがある程度大きくなるまでは、子育ての手が欲しいものです。特に共働き世帯では、親世帯の二世帯住宅の申し出を子世帯が、“子育てをサポートしてもらえるなら”という条件で受け入れるケースも増えています。

事前の悩みを解消してから、二世帯住宅を建てる

一番の悩みどころは、年代の違う家族が同居することでのトラブル、しかも嫁(婿)・姑・舅問題が起きやすくなるのではという心配ではないでしょうか。

別々に暮らしていると、家族でも知っているようで知らないことは多々あります。まして、嫁(婿)・姑・舅となれば元は他人ですから、何かと誤解や遠慮はつきものでしょう。

対策としては、二世帯住宅の話が出た時点から、何でも話せるような状態を徐々に作っておくことです。心の内を話さず曖昧にしたまま暮らしていると、ある日突然、家族が崩壊するような大きな爆発が起きてしまうかもしれません。

もし、心配な点があるならば、二世代でまずは本音で話せる場を何回も設け、解消していく方法を身につけておくことをおすすめします。

ライフスタイルで検討したい、二世帯住宅の種類

一般的に“同居”といわれる二世帯住宅ですが、間取りによって3種類に分けることができます。二世帯住宅を建てる前に、どのパターンが自分たちのライフスタイルに向いているのかを、設計士への相談も含めて家族間でじっくり検討しましょう。今後の二世帯住宅での暮らしがよりよいものとなるためには、必要不可欠な選択です。

完全同居型

玄関・キッチン・トイレ・浴室・洗面所・リビングなど、生活する上での設備や部屋を二世帯で共有する間取りです。もちろん、寝室や勉強部屋など、家族のプライベート部屋は事情や予算に応じて分けることにはなります。メリットは、二世帯が日常的に交流できること、建築費用が抑えられることです。デメリットは、二世帯の生活がわかってしまうこと、食事や光熱費などの費用が区別できないことです。

完全分離型

玄関・キッチン・トイレ・浴室・洗面所・リビングなど、生活する上での設備や部屋を二世帯で完全に分ける間取りです。左右で分ける型と上下で分ける型があります。同じ建物であっても出入口から別になり、例えるなら、同じマンション内の隣同士で生活するイメージです。メリットは、生活リズムが尊重できること、食事や光熱費などの費用が分けられることです。デメリットは、建築費がかかること、居住スペースが狭くなる可能性があること、コミュニケーションが希薄になることです。

部分共用型

生活する上での設備や部屋の一部を共有する間取りです。最も多いのは、玄関は共有し、キッチン・トイレ・浴室・洗面所・リビングなどは別にする場合です。玄関から入ると、1階は親世帯、2階は子世帯へと動線が分かれることが多く、それぞれの生活は建物内で別になっています。メリットは、気配は感じながら、つかず離れずの生活ができること、食事や光熱費などの費用が分けられることです。デメリットは、共有部分の配分により、ストレスがかかる可能性があることです。

二世帯住宅の種類はあっても、正解はない

二世帯住宅の間取りによる3種類の選択を挙げましたが、正解はないかもしれません。正解かどうかの答えは、時間が経ってからしかわからないからです。

二世帯のどちらも、二世帯住宅にしてよかったと心から思える暮らしであれば大正解ですが、他の形がよかったと思ったり、二世帯住宅にしなければよかったと思ったりすれば、すでに不正解なのです。最終的には、暮らす人間同士の気持ちが答えとなるでしょう。

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