住まいづくりのコラム

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住宅選びのポイント暮らし方
2021.08.27

階段や廊下の間取りを工夫して快適な家づくりを

間取りを考える時、階段や廊下は優先順位としては低く考えてしまいがちです。階段や廊下は通り抜けるだけのエリアで、ここで長い時間、過ごすわけではありません。

しかし、廊下や階段を考えることで、部屋と部屋の空間のつながりが生まれますので、住み心地を考える中では重要です。

廊下や階段をうまく配置することで、生活動線が良くなります。また、来客があった時には、玄関から廊下を通り抜けて部屋に入りますので、動線を確保しつつ魅せる工夫も必要です。自分が生活することをイメージしながら階段や廊下の配置を考えてみると良いでしょう。

 

階段の配置の仕方で空間が大きく変わる

上下階をつなぐ階段は、配置の仕方で住宅の使い勝手や印象が大きく変わります。

住宅で多いのがリビングに階段を設けるケース。リビングに階段があることで、2階に行く家族は必ずリビングを通ることになります。子どもが家に帰ってきても、声をかけやすいので、子育て中の家庭には適しています。

リビングに階段があれば、家事をしながらでも子どもの動向を見守れますので、「おかえり」と声をかけたり、友達が遊びに来たのも気がつかずに自室に篭られることはありません。家族の触れ合いが自ずと生まれる階段の配置です。

リビングのどこに階段を配置するかでも、効果が変わってきます。吹き抜けのある大きなリビングであれば、中央に階段を配置することも良いでしょう。部屋の中央に階段があるとインパクトが強く、デザインのポイントとして利用することができます。

また、スケルトン階段にすると圧迫感も少なく開放的で、すっきりと配置できるので見た目も良いです。吹き抜けがあることで、1階と2階でコミュニケーションを取ることもできます。ただし、階段を中央に配置すると、階段が空間を分断してしまい、動線が悪くなってしまうので、広めのリビングでなければ使い勝手が悪くなる点に注意が必要です。

リビングの壁に配して階段を設置する場合は、空間を分断することなくリビングを使用することができます。

階段の途中に踊り場を設ける家庭も増えてきています。小さなスペースであっても、子どもが遊ぶスペースにしたり、勉強スペースや書斎として使うこともできます。キッチンからも踊り場のスペースが見える配置にすれば、離れていても子どもの様子を見守りながら家事を行うことができます。

階段下については、収納スペースや作業スペースとして利用することもあります。中には階段下をペット専用のスペースに有効活用する家庭もあります。

もう一つが、玄関に階段を設置するケース。リビングなど他の部屋に影響を与えにくい間取りが検討できるので選択の幅が広がるのが大きなメリットです。

ただし、リビングに階段があるのとは異なり、子どもが誰にも会うことなく出入りすることができるため、家族と顔を合わせる機会が少なくなってしまいます。お子さんがいる家庭は、こうしたことにも配慮が必要です。

廊下をなくすことで動線が良くなる

廊下は、引き算方式で考えると動線が良くなります。「本当にここに廊下が必要なんだろうか?」と間取りを考えると、必要な廊下以外を削ることができます。

廊下を少なくした場合、部屋と部屋を行き来する動線が格段によくなります。また、廊下の面積分、他の部屋のスペースを広く取ることができますので、収納スペースを多く取ったりリビングを広くしたりすることができます。空間を最大限に生かせるので敷地面積が限られている場合などには特に効果的でしょう。

それでは、廊下が必要な場所はどういうところかというと、空間を隔てたい場所です。例えば、キッチンやダイニングと寝室の間に廊下がないと調理や食事の匂いが寝室に届きやすくなります。廊下があれば、各部屋の壁での仕切りに加えて、空間を隔てることができます。

廊下がないと匂いだけでなく、音も伝わりやすくなります。子ども部屋で勉強をする時、リビングのテレビや会話の音を伝わりにくくするのが廊下の存在です。トイレなどの水回りの音も、リビングに隣接させずに廊下を挟むと音の聞こえ方が全く異なります。

廊下があることで歩く距離が増えたり、ドアの開閉する作業が増えて動線が悪くなりますが、必要な箇所に必要な廊下を配置することはプライバシーを確保する上でも重要です。適切な廊下の配置を考えることで、住み心地の良い住宅をつくることができます。

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