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二世帯建て替え暮らし方
2021.07.19

リフォームか建て替えか、二世帯住宅の選び方

建て替えやリフォームを検討するきっかけとして、生活スタイルや家族構成の変化などが挙げられます。住宅購入のタイミングは、子どもの成長とともに子ども部屋が必要になった時や結婚や出産で家族が増えた時でしょう。

その次にリフォームや建て替えを検討するタイミングは、二世帯住宅を検討するケースが多いです。子ども世帯と一緒に住むことで老後も安心できる場合がありますし、その逆に自分の親の介護が必要になった時や将来的に親だけでの生活が不安と感じ始めた時などに二世帯住宅の選択肢が出てくるでしょう。

マイホームを入手する時に最初から二世帯住宅を建てる方もいますが、家族や両親の状況に応じて住宅を変化させていくケースも多いです。

二世帯住宅は、2つの家族が1つの建物で生活をすることになるので、1つの世帯とは間取りの作り方が違います。

今住んでいる住宅をリフォームするのか、建て替えて二世帯住宅にするのか、2つの選択肢から選ぶ場合、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。比較しながら二世帯住宅の建て替えとリフォームを検証してみましょう。

 

二世帯住宅は大きく3種類に分類

二世帯住宅と一言で言っても、完全に各世帯が独立した完全分離型から、一部を共有にした部分共有型、全てを共有する完全共有型と大きく3つに分けられます。

完全分離型は、玄関からキッチン、お風呂場などの水回りまで全てを配置する住宅です。建物は1つですが、玄関が2つあり建物の中も1階と2階で仕切られていたり、壁を隔てて左右で分ける間取りもあります。完全分離型はプライバシーの確保ができるので、お互いに気を使わずに生活できるメリットがあります。

ただ、設備を2つずつ配置しなくてはならないので、費用が高くなる傾向があります。

部分共有型は、部分的に2世帯が共有するものがある住宅です。例えば、玄関だけ共有するパターンだったり、玄関とリビングを共有するなど、それぞれの家庭で共有する場所が異なります。

部分共有型はプライバシーを確保しつつも、共有スペースを設けることができるので程よい距離感を保つことができるでしょう。

完全共有型は、玄関からキッチン、お風呂やトイレ、リビングなど2つの世帯が全てを共有するので、費用を抑えて作ることができます。一世帯分の間取りとなるので、室内空間を広々と取ることができ親世帯と子世帯が交流できるのが魅力です。

ただ、デメリットとしてはプライバシーの確保が難しく、友達を家に招いたり、日々の生活で気を遣ったりする場面が出てくるところがあります。

リフォームでの二世帯住宅の対応は制約が多い

今ある住宅をリフォームして二世帯住宅にする場合は、費用を節約することができるのが一番のメリットでしょう。まだ使える設備は残すこともできます。

ただし、建て替えに比べると制約が多くなるのがリフォームです。住宅の広さがある程度なければ、二世帯住宅にリフォームしても十分な広さや部屋数を確保することが難しかったりします。

完全分離型の二世帯住宅であれば、玄関や水回りが2つの世帯分必要になるので、建物の構造上、リフォームでの対応が厳しい場合もあります。リフォームで対応ができたとしても、工事が大掛かりになってしまい、結果的に建て替えと費用の差がほとんどない事例も多いです。

完全共有型の二世帯住宅は、広さを確保することができればリフォームも現実的です。

しかし、プライバシーを重視する方は、完全共有型ではなく、完全分離型のにしたいでしょう。それぞれの考えや親子の関係性によって、完全共有型が良いのか完全分離型や部分共有型が適しているのかは異なりますが、毎日、生活をしていくことを考え、自分たちに適している二世帯住宅のタイプを選択した方が良いでしょう。

2世帯が関係性の良い生活を継続していくためには、リフォームで対応が難しい場合は建て替えを行って希望通りの二世帯住宅を手に入れるのが無難な考えかもしれません。

また、住宅のリフォームと建て替えでは、住宅の設備や躯体の寿命も異なってきます。リフォームで交換していない箇所については既に経年劣化が進んでおります。

築年数が古い住宅であれば、技術面でも最新のものは反映されていない状況になってしまいます。長い目で見ると、リフォームで対応した場合は経年分、新築よりもメンテナンスや寿命のタイミングが短くなっています。

そうしたところも考えて二世帯住宅の建て替えとリフォームの対応を比較検討すると間違いがないでしょう。

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