住まいづくりのコラム

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住宅工法住宅選びのポイント資金計画
2019.03.13

ランニングコストを抑える外断熱住宅

住宅を建てる時は、検討する内容が多岐にわたります。
間取りはどうしようか、外観はどんな見た目にしようか、内装は何色にしようかなど考えるだけでもワクワクしてくる方も多いと思います。特に自分の趣味やこんな家に住んでみたいと憧れていたものが、どんどん実現された図面ができてくると、楽しみになってくるでしょう。
そうした色々な思いが込められた住宅ですが、建てる前に建てた後のことも少し考えてみると良いでしょう。
特に住宅の目に見えない部分については、あまり重要視されないケースが多いですが、実は目に見えない部分は住宅の中でも重要な部分になります。悪い建設業者は目に見えない部分で手抜き工事を行う傾向がありますので、そうした業者につかまると大変です。
建物の耐久性や耐震性といった、住まいの根幹となる部分がしっかりしていなければ良い住宅になりません。今回は、そうした住宅の目に見えない部分の1つである「断熱」に注目したいと思います。

断熱性が高いとどんなメリットがあるの?

建物の断熱性が高いとどのようなメリットがあるのでしょうか。
建物の断熱は断熱材を使って外気温の暑さや寒さをシャットアウトして、室内温にできるだけ影響がないようにします。そのため、断熱性が高い住宅は、冬は暖かく夏は涼しい環境を作りやすくなります。
ただ、単純に断熱材が入っていれば快適な環境になるわけではなく、使う断熱材によって性能も異なりますし、断熱材の量によっても断熱性能が変わってきます。また、たくさん断熱材を使用したとしても、住宅の気密性が低い場合は快適な住宅になりません。
隙間風が入ってくる住宅であれば、どれだけ高断熱の住宅にしたところで、外気が室内に直接入ってくるので快適な住宅にはならないでしょう。

効率的な断熱工法と言える外断熱住宅

断熱の工法によっても効果が変わってきます。その中でも「外断熱」というのが効率的な断熱方法です。
一方で、「内断熱」の充填断熱工法は壁の柱と柱の間の中に断熱材を入れていくことで、断熱性を得る工法になります。壁の中に断熱材が入ることになりますが、柱や梁の部分は断熱材がないところになりますので、断熱材が途切れてしまう部分が発生してしまいます。
木造住宅であれば、木造の柱や梁もそれなりに断熱性がありますので良いです。しかし、鉄骨造の場合は熱が伝わりやすい鉄で柱や梁ができています。木は手で触ると温もりがありますが、鉄はひんやりと冷たいですよね。鉄筋コンクリート造は熱を溜めやすい性質を持っていますので、断熱材の切れ目が発生すると、そこから外気の冷たさが室内に入りやすくなります。
外断熱工法は、充填断熱工法の弱点を補う効率的な断熱工法となります。名前の通り、建物の外側を断熱材ですっぽりと包み込むように施工します。そうすることで、断熱材の切れ目が発生しませんので断熱性能が高まります。また柱や梁を外側から断熱材で覆いこむことで、躯体を雨風から守る役割も果たします。

ランニングコストでも外断熱住宅は有利

外断熱住宅はランニングコストの面でも有利です。
断熱性能が高まりますので外気温の影響を受けにくくなります。結果として、冬は暖房費用が節約できますし、夏場はエアコンの電気料金を抑えることができるでしょう。少ないエネルギーで快適な空間ができますので省エネとなり、お財布にも地球環境にも良い住宅となります。
また、冷暖房費用だけでなく、建物のメンテナンス費用も抑えることができます。断熱性の低い住宅では結露が発生しやすくなります。特に壁や天井の内部で結露が発生してしまうと、カビやダニの発生源となります。
カビやダニの発生だけでなく、壁の内部で結露が起こってしまうと断熱材内部に結露が発生してしまいます。断熱材が濡れた状態になると、結露による水分で断熱材が重たくなって下に下がってきてしまいます。
断熱材が落ちてしまえば、断熱材がない部分が生まれてしまいますし、結露で濡れてしまうことで断熱材本来の断熱性能は失われてしまいます。こうなると壁を剥がして断熱施工をやり直す必要がありますので、メンテナンス費用が発生してしまいます。
しかし、外断熱住宅であれば、結露自体を防ぐことができますので、将来的な維持費用も安心できます。

ニッケンホームではトリプル断熱で快適なZEH住宅

ニッケンホームでは、トリプル断熱の「ミライエ」シリーズやハウス・オブ・ザ・イヤー・インエナジー優秀賞を2年連続受賞した、2030年基準の高性能住宅「ソリエ」シリーズで外断熱工法を採用した住宅を提供しています。充填断熱工法を行った上で外断熱工法を施工するトリプル断熱を採用することで、従来の断熱工法の弱点を補いつつ、高い断熱性を実現。将来のランニングコストも抑えることができます。

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