住まいづくりのコラム

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収納暮らし方
2018.11.21

間取りを考える時に関心が高い収納スペース

住宅の間取りを考える際に気になる要素の一つに“収納”があります。
特に女性の方は収納の多さに注目する傾向が強いです。収納場所が豊富だと、家の中の細々した物を片付けることができ、家の中をスッキリ見せることができます。
収納スペースを活用することで、家事を効率的に行うことができるので、設計段階でしっかりと検討したい項目でもあります。

使う場面を想像して収納スペースを設置

収納スペースを考えるときに、収納の広さとともにどこに設置するかも重要です。
当然ですが、収納場所から近ければ近いほど、移動距離が短くなります。動線を短くすることができれば、効率的に家事を行うこともできます。
例えば、家族が過ごす時間が長いリビングは、必然と色々な物を持ち込む機会が多いでしょう。常に使わない物であっても、子どもの遊び道具であったり、仕事の書類やパソコンなどを使ったりと家族全員が色々な目的で使う機会があります。こうした一時的に使うものをすぐに収納できるスペースがあると、急な来客があった時も、すぐに片付けることができます。

リビングは家族がくつろぐ場所でもあります。
その一方で、子どもが外遊びの後に砂を持ち込んでしまっていたり、お菓子をこぼしたり、食器を床に落として割ってしまったりと、急いで掃除をする頻度も高くなります。そうした場合に備え、掃除機の収納場所がリビングの近くにあると、とても楽に掃除ができます。使う頻度が高い部屋には、収納を設けることでスッキリかつ機能的な使い方をすることができます。

洗面所は機能性を重視した空間を意識して

洗面所はお風呂に入る時に服を着替えたり、朝の身支度をしたり、洗濯をしたりと多様な使い方がされるスペースです。
そのため、色々な小物も必要になりますので、必然的に収納スペースが多く必要です。洗濯洗剤、バスタオル、化粧品、薬、お風呂場の掃除用品、ドライヤー、シャンプーの詰め替えなどたくさんの物を収納するスペースが欲しくなります。
収納するスペースは限りがありますので、うまく収納場所を確保した方が良いです。例えば、洗濯機を置くスペースの上に棚を備え付けることで、デッドスペースを少なくして空間を有効的に広く使うことができます。後から家具を購入して設置する方法もありますが、建設時に建具として取り付けた方が、しっかりと安定した収納棚にすることが可能です。
また、物干しスペースとして活用するご家庭も多いです。天井に埋め込み型の物干しを設置することで、洗濯後に移動せずに干すことができます。洗面所に収納するバスタオルのみを洗面所で干すといったように使い分けて利用する家庭もあります。天井埋め込み型であっても、使わないときは取り外しができるタイプもありますし、洗面所の空間を広く有効活用できますので、面積以上にスペースを有効活用することができるでしょう。

使い勝手が最高のウォークインクローゼット

収納を考える上で欠かせないのがウォークインクローゼット。
スペースが広い分、普通のクローゼットよりも整理整頓がしやすいのが魅力的です。また、キャリーバッグなども転がして運び入れることができます。
また、ウォークインクローゼットの上には棚を設置することで、カバンや靴を並べて収納できれば洋服選びもしやすくなるでしょう。
男性は、スーツやネクタイをキレイに収納することができるのでチョイスしやすく、色合わせも考えやすいです。こうした収納力と機能性が抜群のウォークインクローゼットには、壁面に縦長の鏡も設置すると服を選ぶ時に便利です。

屋根の勾配を利用した小屋裏スペース

屋根の勾配天井になっている部分を活用し、小屋裏収納スペースを設置することもできます。天井は少し低くなりますが、収納空間としては広く取ることができますので、季節用品等を収納するには適しています。ちょっとした趣味の作品などを保管するのにも活用できます。
また、屋根勾配があり、映画に出てくるような隠れ部屋のような雰囲気にもなりますので、小さなお子さんの子ども部屋や遊びスペースとして活用しているご家庭も多いです。子どもたちも楽しみながら部屋を活用しているようです。

玄関は土間収納にすると収納力アップ

玄関に土間収納を設置すると、玄関周りの収納力が劇的に変わってきます。ベビーカーを収納したり自転車を置く場所にしたり、子どもの遊び道具やお父さんのゴルフバッグ、傘や玄関の掃除道具、家庭菜園の道具など色々なものを収納することができます。
靴の収納場所も大きく設けることができますので、靴が多いご家庭でも玄関は常にスッキリとすることができるでしょう。靴も取り出しやすく並べて収納することで、靴選びの楽しさが増します。
また土間であれば、外から持ち込んだものでも砂や泥汚れ、雨で濡れたものも気にせず収納ができる点が魅力です。室内で出たゴミを置いておくという使い方もできますので、色々な用途がある空間です。

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