来場予約 資料請求

一宮の賃貸戸建ては借家の5.8%|家族向けの広さは約1,060戸という数から考える住まい方

COLUMN

一宮市の家づくり住まい方

子どもが大きくなって、いまの部屋では手狭になってきた。賃貸の更新も近いし、次は一戸建てを借りたい。一宮でそう考えて探し始めると、思っていたより選べる物件が少ないと感じることがあるかもしれません。

その感覚は、国の統計でも確かめられます。一宮市に住む人が借りている住宅のうち、一戸建ては5.8%です。残りの多くは、アパートやマンションなどの集合住宅です。

この記事では、総務省の「住宅・土地統計調査」をもとに、一宮市の賃貸の一戸建てがどれくらいあるのか、どれくらいの広さで、家賃はいくらなのかを整理します。そのうえで、一宮で一戸建てに住むための道を3つ並べ、最後に実際に一宮市で建った家の広さを2つの事例で紹介します。

一宮の賃貸は、ほとんどが集合住宅。一戸建ては借家の5.8%です

一宮市の借家39,510戸の内訳

住宅・土地統計調査は、住宅と、そこに住む世帯の実態を調べる国の調査で、5年ごとに行われています。最新は令和5年10月1日時点の調査です。

この調査によると、一宮市の住宅(店舗や事務所などを兼ねていない、住むためだけの住宅)は149,440戸で、そのうち借家は39,510戸です。一宮市の住宅のおよそ4軒に1軒(26.4%)が借家ということになります。借家を建て方で分けると、次のようになります。

一宮市の借家 39,510戸 の建て方の内訳(令和5年10月1日時点)

集合住宅 76.5%
一戸建て 5.8%(2,290戸)長屋建て 17.7%(7,010戸)集合住宅 76.5%(30,220戸)

一宮市の借家のうち、一戸建ては17戸に1戸ほどです

建て方

借家の戸数

借家に占める割合

一戸建て

2,290戸

5.8%

長屋建て

7,010戸

17.7%

集合住宅(共同住宅)

30,220戸

76.5%

合計

39,510戸

100%

※出典:総務省統計局|「令和5年住宅・土地統計調査」第8-4表
割合は戸数から計算。長屋建ては、2つ以上の住宅を1棟につなげて建て、それぞれに外への出入口があるもので、いわゆるテラスハウスも含まれます(同調査「用語の解説」)

一宮市の借家のうち、4戸に3戸は集合住宅です。一戸建ては17戸に1戸ほどしかありません。

一戸建ての借家は2,290戸。持ち家の一戸建ての約40分の1です

同じ統計で、一宮市の一戸建ては95,520戸あります。このうち持ち家が91,190戸、借家は2,290戸です。

※出典:総務省統計局|「令和5年住宅・土地統計調査」第8-4表

一宮市の一戸建ての約95%は、住んでいる世帯が持っている家ということになります(この統計では、親の名義の家に住んでいる場合も持ち家に数えます)。一宮で借りて住まれている一戸建ては、住んでいる世帯が持つ一戸建ての約40分の1の規模しかありません。

一宮は一戸建てが多い街です。住宅全体の6割以上が一戸建てで、集合住宅は約3割です。それでも、一戸建ての多くは住んでいる世帯が持つ家で、借りられる一戸建ては限られています。一戸建てが多い街であることと、一戸建てを借りやすいことは、別の話です。

この数字が示すもの、示さないもの

この数字を読むときに、気をつけておきたいことが3つあります。

1つめは、これがいま人が住んでいる借家の数だということです。この統計は、人が住んでいる住宅について持ち家か借家かを分けたもので、いま空いていて借り手を募集している住宅は、この数に入っていません。「2,290戸の中から選べる」という意味ではなく、「一宮で一戸建てを借りて住んでいる世帯は、それくらいの規模だ」と読むのが正確です。

2つめは、この調査が標本調査だということです。一宮市のすべての住宅を数えたものではなく、選ばれた世帯への調査から全体を推計しています。数字は10戸単位で丸められていて、小さな区分ほど誤差が大きくなります。

3つめは、時点です。令和5年10月1日の状態なので、その後に建った家や、取り壊された家は反映されていません。

それでも、「一宮市の借家のうち一戸建ては5.8%」という大きな傾向は、探している方の実感と重なるのではないでしょうか。見つからないのは探し方が悪いからではなく、そもそも数が少ないのです。

家族で住める広さの賃貸戸建ては、さらに半分になります

広さ別に見た、民営の賃貸戸建て2,070戸

借家の一戸建て2,290戸のうち、公営住宅や社宅などを除いた一般の賃貸住宅(統計上の「民営借家」)は2,070戸です。残りの220戸は、勤務先が用意する社宅などの「給与住宅」です。一宮市の民営借家は全体で33,250戸あるので、そのうち一戸建ては約6%です。この2,070戸を、延べ面積(家の床面積の合計)で分けると次のようになります。

延べ面積民営借家の一戸建て(戸)
29㎡以下110戸
30〜49㎡550戸
50〜69㎡330戸
70〜99㎡670戸
100〜149㎡290戸
150㎡以上100戸

家族向けの70㎡以上は約1,060戸、100㎡以上は約390戸です

延べ面積

戸数

29㎡以下

110戸

30〜49㎡

550戸

50〜69㎡

330戸

70〜99㎡

670戸

100〜149㎡

290戸

150㎡以上

100戸

※出典:総務省統計局|「令和5年住宅・土地統計調査」第130表
各区分の合計は2,050戸。総数2,070戸との差は、延べ面積が分からない住宅などによるものと考えられます

70㎡以上は約1,060戸、100㎡以上は約390戸です

70㎡以上の賃貸戸建ては、670戸と290戸と100戸を足して約1,060戸です。民営の賃貸戸建て全体の約半分にあたります。

100㎡以上に絞ると、290戸と100戸で約390戸になります。民営の賃貸戸建て全体の約2割です。

一方で、49㎡以下の小さな一戸建てが660戸あり、全体の約3割を占めています。賃貸の一戸建てと聞くと家族向けの家を思い浮かべますが、実際には家族で住むには小さめの家も多く含まれているということです。

一宮市の借家39,510戸から始めると、一戸建ては2,290戸、民営の一戸建ては2,070戸、そのうち70㎡以上は約1,060戸、100㎡以上は約390戸と、条件を足すたびに数が減っていきます。

広さの目安をどこに置くか

では、家族で暮らす家の広さは、どれくらいを目安にすればよいのでしょうか。

この記事の最後で紹介する、一宮市で実際に建った2つの家は、延べ面積が107.59㎡と127.53㎡です。どちらも統計の区分でいうと「100〜149㎡」に入ります。この広さの民営の賃貸戸建て(人が住んでいるもの)は、一宮市全体で290戸です。

もちろん、必要な広さは家族の人数や暮らし方によって変わります。大切なのは、広さの条件をひとつ上げるごとに、賃貸の一戸建ての数が大きく減るということを知ったうえで、条件の優先順位を決めることです。

家賃は広さでほぼ倍違います。30〜49㎡で約3.9万円、100〜149㎡で約7.5万円

民営の賃貸戸建ての家賃は、平均53,923円です

同じ統計で、一宮市の民営借家の一戸建てに住む世帯が払っている家賃は、1か月あたり平均53,923円です(家賃0円の住宅を除いた平均)。

参考までに、一宮市の民営借家全体の平均は54,325円、非木造の集合住宅は53,817円です。平均で見ると、一戸建てと集合住宅の家賃はほとんど変わりません。

※出典:総務省統計局|「令和5年住宅・土地統計調査」第130表

ただ、これは広さの違う家をまとめた平均です。先ほど見たとおり、賃貸の一戸建てには49㎡以下の小さな家も約3割含まれています。平均だけで判断すると、実際に探す広さの家賃とずれてしまいます。

広さ別に見ると、家賃はここまで違います

民営の賃貸戸建ての家賃を、広さ別に並べると次のようになります。

延べ面積1か月あたり家賃(平均)
30〜49㎡39,216円
50〜69㎡52,197円
70〜99㎡64,899円
100〜149㎡74,637円

30〜49㎡と100〜149㎡では、家賃がほぼ2倍ちがいます

延べ面積

1か月あたり家賃(平均)

30〜49㎡

39,216円

50〜69㎡

52,197円

70〜99㎡

64,899円

100〜149㎡

74,637円

※出典:総務省統計局|「令和5年住宅・土地統計調査」第130表(家賃0円の住宅を除いた平均)
29㎡以下(110戸)と150㎡以上(100戸)は戸数が少なく、推計の誤差が大きいため載せていません

30〜49㎡の約3.9万円に対して、100〜149㎡は約7.5万円です。広さの区分が30〜49㎡から100〜149㎡に上がると、家賃はほぼ2倍(約1.9倍)になっています。家族向けの広さ(70㎡以上)の平均は、6万円台半ばから7万円台半ばです。

統計の家賃と、募集中の家賃は別ものです

ここで紹介した家賃は、いまその家に住んでいる世帯が払っている額です。何年も前に契約した家賃のまま住み続けている世帯も含まれます。

これから借りようとして不動産の情報サイトで見る家賃は、いま募集に出ている物件の家賃です。統計の家賃は「一宮で一戸建てを借りている人が、全体としてどれくらい払っているか」の目安であって、これから借りる家の家賃を予想するものではありません。両方の数字を見るときは、この違いを頭に置いておくと、数字に振り回されずにすみます。

探す・待つ・建てる。一宮で一戸建てに住む3つの道

ここまでの数字を踏まえると、一宮で一戸建てに住むには、大きく3つの道があります。

一宮で一戸建てに住む3つの道

探す

民営借家の一戸建て

2,070戸

うち70㎡以上は約1,060戸
数が限られる

待つ

集合住宅の借家

30,220戸

借家の76.5%
数が圧倒的に多い

建てる

相談から完成まで

約12ヶ月

広さと間取りを
暮らし方で決められる

数・時期・広さのどれを優先するかで、合う道が変わります

※出典:総務省統計局|「令和5年住宅・土地統計調査」
相談から完成までの期間はニッケンホーム|営業部の確認(2026年9月)

条件を絞って、賃貸の一戸建てを探し続ける

賃貸の一戸建ては数が限られていますが、ゼロではありません。家族向けの広さ(70㎡以上)の民営の賃貸戸建ては、人が住んでいるものだけでも一宮市に約1,060戸あります。

数が限られているぶん、広さ・場所・家賃のうち、どれを優先するかを先に決めておくことが大切になります。広さの条件をひとつ上げると数が大きく減ることは、先ほど見たとおりです。「この広さは譲れないが、場所は駅から離れてもよい」のように、譲れる条件と譲れない条件を分けておくと、出てきた物件をすぐに判断できます。

集合住宅に住みながら、時期を待つ

一宮市の借家の76.5%、30,220戸は集合住宅です。借家の数で見ると、集合住宅のほうが圧倒的に多いのが現実です。

すぐに一戸建てが見つからなくても、集合住宅で広めの部屋を選びながら、希望に合う一戸建てが出てくるのを待つという方法があります。子どもの入学など、住む場所を決めたい時期があるなら、そこから逆算して「いつまで待つか」を決めておくと、判断がぶれにくくなります。学区の決まり方については、一宮市の学区の調べ方で整理しています。

一戸建てを建てる

3つめは、借りるのではなく、建てるという道です。広さや間取りを、家族の暮らし方に合わせて決められるのが大きな違いです。

ただし、すぐに住めるわけではありません。家づくりの相談を始めてから建物が完成するまでは、規模や立地によりますが、スムーズに進んで12ヶ月ほどかかります。

※出典:ニッケンホーム|営業部の確認(2026年9月)

土地を持っていない場合は、土地探しから始めることになります。一宮市内でも、土地の値段はエリアによって大きく違います。費用の考え方は、一宮市で注文住宅を建てる費用で、エリアごとの住みやすさは一宮市の住みやすさで詳しく扱っています。

どの道が正解ということはありません。賃貸の一戸建てが少ないという事実を知ったうえで、自分たちの時期と条件に合う道を選ぶことが、遠回りしないための近道です。

一宮市で実際に建った家の広さ|2つの施工事例

最後に、一宮市で実際に建った家を2つ紹介します。どちらも、家族の暮らし方に合わせて部屋の配置を決めた家です。

家が建て込む敷地に、2階リビングとアウトドアリビング

施工事例

一宮市B様邸|家が建て込む敷地44坪で、2階にLDKとアウトドアリビング

一宮市B様邸の8帖のアウトドアリビング。室内と大きな窓でつながる

周りに家が建て込んだ密集地で、明るく広いリビングがほしい。この家は、LDKを2階に上げて周りの家と目線をずらすことで、それをかなえています。8帖のアウトドアリビングは、室内と外をゆるやかにつなぐ場所です。無垢材を中心にしたやさしい色合いの内観と、塗り壁の外観を合わせています。

建築種別 2階建て
延床面積 107.59㎡(32.60坪)
敷地面積 146.76㎡(44.39坪)
年間光熱費 31.95万円 → 20.77万円(35%減)

この事例を見る  ›

自宅にレッスンスタジオを併設した38坪

施工事例

一宮市H様邸|音楽とダンスのレッスンスタジオを併設した38坪

一宮市H様邸の室内。木の天井のダイニングからリビングへ続く

家を建てるなら、趣味の音楽とダンスを教える教室も開きたい。その思いから、レッスンスタジオを併設した間取りにした家です。費用を抑えながら、住まいのプライベートな空間に干渉しないよう配置を考えています。住まいの部分は回遊型の家事がしやすい動線で、1階にゆとりを持たせて、1階と2階の行き来を少なくしています。

建築種別 2階建て
延床面積 127.53㎡(38.65坪)
敷地面積 405.20㎡(122.57坪)
年間光熱費 24.66万円 → 17.01万円(31%減)

この事例を見る  ›

※出典:ニッケンホーム|施工事例「空とつながるアウトドアリビングのある家」「レッスンスタジオのある家」
年間光熱費は各事例ページに掲載している試算値で、一般的な省エネ基準の家との比較です。太陽光発電などの再生可能エネルギー分は除いています

2つの家に共通すること

2つの家は、敷地の条件も、家族の希望もまったく違います。B様邸は、周りに家が建て込んだ敷地だったため、リビングを2階に上げて明るさを確保しました。H様邸は、奥様が音楽とダンスを教える教室を自宅で開くために、住まいの部分に干渉しないようスタジオを設けました。

共通しているのは、どちらも100㎡を超える広さを、家族の暮らし方に合わせて割り振っていることです。統計で見た一宮市の賃貸戸建てでは、100㎡以上は約390戸でした。

当社は1979年の創業から45年以上、3,800棟以上の住宅に関わってきました。家づくりの相談は無料で、土地の探し方や資金計画、間取りのことから相談できます。

※出典:ニッケンホーム|「会社案内」「注文住宅・新築に関するQ&A」

まとめ|一宮で一戸建てに住むなら、まず「数」を知っておく

一宮市の借家のうち、一戸建ては5.8%、2,290戸です。そのうち家族向けの広さ(70㎡以上)の民営借家は約1,060戸、100㎡以上になると約390戸まで減ります。家賃は広さでほぼ倍違い、家族向けの広さの平均は6万円台半ばから7万円台半ばです。

一戸建てを借りたいと思って探しても、なかなか見つからないのは、そもそも数が少ないからです。そのことを知っていれば、探し続けるのか、集合住宅で待つのか、建てるのかを、落ち着いて選べます。

どの道を選ぶにしても、最初に決めておきたいのは「いつまでに、どれくらいの広さの家に住みたいか」です。そこが決まれば、どの道が自分たちに合っているかも見えてきます。