断熱の方法には種類があります。内断熱と外断熱の違い
家づくりのこと
こんにちは、ニッケンホームです。
建物の断熱性を高めるため、重要な役割を担っているのが断熱材です。断熱材の施工方法は大きく分けて2種類あり、それぞれに特徴があります。今回はそれぞれのメリット・デメリットと高断熱を実現するニッケンホームならではの施工方法についてご紹介します。

内断熱のメリットとデメリット
断熱材を柱や壁の隙間に敷き詰めるのが「内断熱」です。充填断熱とも呼ばれるこの方法は、さまざまな種類の断熱材を使える上、外壁には影響がなく狭小地でも建築が可能。費用を抑えられるというメリットもあります。
ただし、全体を包み込むのではなく部分的な断熱となるため、デメリットとして隙間や壁内結露の懸念はあります。
外断熱のメリットとデメリット
建物全体を断熱材で覆うのが「外断熱」で、外張り断熱とも呼ばれます。外断熱のメリットは何と言っても、高い断熱性に加えて家全体を覆って気密性も高まること。高気密高断熱により一年を通して快適な室内が実現しやすい上、結露の発生も抑えられるため、建物の劣化を防ぐこともできます。
一方、外張り断熱はコストがかかる点がデメリット。また、外壁が厚くなることから外観デザインに影響するケースもあります。
メリットを生かし、補完する内断熱+外張り断熱
ニッケンホームでは、内断熱と外張り断熱を組み合わせています(※)。内断熱は高性能グラスウールの「アクリアウール」、外張り断熱は「ネオマフォーム」。内断熱は袋に入っていないグラスウールを使用し、壁内の隅々まで隙間なく施工した上、気密シートで内壁を囲むことで壁内結露を防止しています。

ネオマフォームは家中を魔法瓶のように包み込み、グラスウールが入らない構造材の部分も断熱します。
2つの断熱材の性能は、メーカーが数値で公表しています。アクリアウール16Kは高性能グラスウールで熱伝導率0.038W/(m・K)、平均繊維の太さは5〜6ミクロン。ネオマフォームはフェノールフォームで熱伝導率0.020W/(m・K)以下、100ミクロン未満の微細な気泡でできています。数字が小さいほど熱を通しにくい、という見方です。
ネオマフォームはフェノール樹脂が熱硬化性のため燃えにくく、炎に当たっても炭化するだけで急速には燃えません。JIS A 1486にもとづく測定では、50mm品が25年の平均で0.020W/(m・K)を維持しています。
※出典:旭ファイバーグラス|「アクリア」/旭化成建材|「ネオマフォーム 基本性能」(2026年10月4日確認)

外張り断熱はコストの上昇や厚みがデメリットとお伝えしました。以前から外張り断熱の施工実績を積んできた私たちの強みは、外観への影響が少なくなるよう厚みを抑えて高い断熱性能を確保する「ネオマフォーム」を、最小のコストアップで導入できること。それぞれのメリットを生かし、デメリットを補うこの組み合わせは、ニッケンホームの高断熱住宅を実現する大きな特徴です。

※この組み合わせはprime・grandの標準仕様です。smartは内断熱が標準になります。ただし、そのグレードではこれしか選べないという意味ではありません。標準仕様を起点に、ご要望に応じたご提案ができます。なお公式サイトでは、この内断熱・外張り断熱に外壁材のALC(パワーボードNEXT)を加えて「トリプル断熱」と呼んでいます。
一宮市の平屋|内断熱+外張り断熱で、UA値0.26・C値0.1


組み合わせた結果が数値に出た例です。この家はUA値0.26・C値0.1(この家の実測・計算値)で、HEAT20のG3レベルに届いています。外張り断熱が構造材の部分まで包むので、グラスウールが入らない柱や梁のところも断熱されます。内断熱だけでは埋められない部分を、外側で埋めている形です。
| 建築種別 | 平屋 |
|---|---|
| 所在地 | 一宮市 |
| 延床面積 | 27.05坪(89.26㎡) |
| UA値 / C値 / BEI | 0.26 / 0.1 / 0.27 |
一宮市今伊勢町モデルハウス(2階建て)|断熱材は、完成すると見えない


1枚目が外観、2枚目が土間です。内断熱も外張り断熱も、できあがった家からは一切見えません。見えないものをどう選ぶかという話なので、実際の室温や、外壁の厚みの出方を現場で確かめてもらうのが早いところです。断熱材の実物サンプルもご用意しています。
| 建築種別 | 2階建て |
|---|---|
| 所在地 | 一宮市今伊勢町本神戸 |
| 見学 | 完全予約制・1組ずつ60〜90分 / 10:00〜17:00・水曜定休 |