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家づくりのこと
2021.02.02

目に見える断熱性能・前編

こんにちは、ニッケンホームです。

先日、住宅性能を判断するポイントの中で、断熱性能を表す数値についてお伝えしました。
UA値(外皮平均熱貫流率)によって、その家がどの程度の断熱性能を備えているかわかるというものでしたね。

詳しい記事はこちら

今回は、さらに断熱性能を可視化した「断熱診断」についてご紹介します。

 

省エネ基準との比較が目で見てわかる

専用ソフトを用いて断熱診断を行うことで、対象の建物の断熱に関するさまざまな情報が分かる断熱診断書が発行されます。

診断書に表示されるのはまずUA値。
対象となる建物の「屋根/天井」「外壁」「窓」「床/基礎」に関して、使用する断熱材やサッシ・ガラスを表示し、それぞれの場所の熱の伝えやすさ(熱貫流率・U値)、建物全体のUA値が表示されます。

比較対象として、平成28年「省エネルギー基準」(※)をクリアする断熱等級4の建物についても表示されるので、どの程度高い断熱性能を有しているか一目瞭然!

さらには、熱の逃げにくさを表す「断熱強度」という基準も用いて、平成28年基準の建物を100としたときの、対象建物の断熱性能もわかります。

※省エネルギー基準…昭和55年に制定され、平成4年、平成11年、平成28年に改正された「建築物省エネ法」で示された、建物の断熱性能を示す基準。改正により順次、断熱性能が強化されてきた

熱はどこからどれだけ逃げていく?

断熱診断では、建物から逃げる熱量(熱損失量)についてもわかります。
建物から熱が逃げるポイントは決まっていて、「開口」「外壁」「屋根/天井」「床」「基礎」「換気」のそれぞれについて、対象建物と平成28年基準を比較します。

熱の損失という観点で示されたグラフにより、開口部や外壁の断熱性がどれだけ高められているかなどが分かるんです。

最終的に、建物全体で平成28年基準と比べて何%熱損失量が少ないかというのが示されるのもわかりやすいですね。

断熱診断でわかるのはこれだけではありません。
次回は、さらに生活に直結するポイントについてお伝えします。

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