性能(耐震/耐火性能)

安心安全な暮らし
なぜ、ニッケンホームがツーバイフォー工法を選んだのか。
住宅の基本性能は、そこに住まう人の命や財産を守ること。
地震や台風などの自然災害の多い日本だからこそ、家族の安全を守れる住宅でなければならない。
ニッケンホームでは、家の本質である” 安心安全な暮らし”を最優先に「地震に強い耐震性」「断熱性による省エネ」「健康的な住まい」を徹底的に追及しました。
1995年1月 阪神淡路大震災で被害のあった家屋は、全壊が約10万4,900棟、半壊が約14万4,000棟でした。1階だけ潰れた家は、比較的新しい住宅でも見られました。
1階が潰れ、その上に2階が落ちてしまうような崩れ方が特徴的です。この原因は、直下型地震の強烈な突き上げによる柱抜け、バランスの悪い壁配置によるねじれ現象などが原因とされています。
ツーバイフォー住宅の被害は全壊・半壊ともゼロであったと言われています。
ツーバイフォーの家の強さを知り、”安心安全な暮らし”を理念としているニッケンホームでは1999年よりツーバイフォー住宅を建てています。


耐震性
耐震性に優れた「2×4工法」
床・壁・屋根が一体となったモノコック構造のツーバイフォー住宅は、地震の揺れを6面体の建物全体で受け止めて力を分散させます。
地震力が一部分に集中することがないため倒壊・損傷がなく、地震に対して抜群の強さを発揮します。
地震力の加わり方比較
ツーバイフォー工法
枠組みされた木部分と構造用合板が「面」となって、揺れの力を受け止め、分散・吸収していることが分かります。
在来軸組工法
加えた力が柱や接合部などに集中。部分的に負担がかかりやすい構造であることが分かります。

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ツーバイフォー工法 -
在来軸組工法
規格材と設計・施工の
マニュアル化
MANUAL
01分かりやすく規格化された構造用製材
ツーバイフォー工法では、主に6種類の規格化された枠組壁工法構造用製材を使用します。それぞれの部材は、日本農林(JAS)規格によって厳しく品質がチェックされ、使用する箇所ごとに製材品の種別なども定められています。
ほとんどの構造用製材に含水率1 9%以下の乾燥材を使用し、床下や壁面への湿気、結露対策を行って耐久性を確保し、永く暮らせる丈夫な住まいを実現します。

02サイズや用途ごとに1本ずつカラーリングされた専用釘
ツーバイフォー工法は用途別に専用の釘があり、使用場所や本数、間隔、打ち方まで厳密なルールが定められているため、職人の技量による品質のムラを減らすことができます。
また、サイズ別にカラーリングが施されている専用釘は、施工後でも的確なサイズの釘が正しく所定位置に使用されているか目視チェックが可能なため、ニッケンホームでは厳格なチェック体制を整え、より高い品質維持に努めています。

03設計基準
設計の自由度が高いツーバイフォー工法ですが、だからこそ守るべき設計ルールがあります。
例えば、建物の重さを支える「耐力壁」は、1 階と2階でできる限り重なるようにすること、窓などの「開口部」は、一定のルールに基づいて設定することなどです。設計ルールの多くは耐力壁に関するもので、ツーバイフォー工法の優れた構造特徴を損なわないように規定されています。

耐火性 FIRE RESISTANCE
01省令準耐火構造とは
①外部からの類焼防止
隣地からのもらい火による火災に備えて、屋根や外壁、軒裏を防火性の高い構造とします。
②他室への延焼遅延
内部で火災が起こった際、壁の内側や天井裏を伝わって火が燃え広がってしまいます。火が住宅全体に広がりにくくするため、火災の通り道となる壁や天井内部の要所にファイヤーストップ材を設けて火が家の中を移動しないようにします。
③各室防火
火災を最小限に食い止めるためには、発生源とその他の部分とを完全に区切る「防火区画化」が重要になります。
省令準耐火構造では、各室を区画する構造とするため、火が他室に燃え広がりにくくなっています。

02火災に強いファイヤーストップ構造
ツーバイフォー工法の場合、火の通り道となる床や壁の内側において、枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。
また床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区画がいくつもつくられているのと同じ状態です。この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。
火災時に防火被覆(石こうボード)が万一突破されても、このように2 重3 重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって火のまわりが遅くなり、逃げる時間が確保されるため死者を出しにくく、初期消火の可能性も高まります。

03火災保険が安くなる
ツーバイフォー工法の高い耐火性は、火災保険料率に反映されています。
2010年1月に、火災保険・地震保険構造等級(区分)の見直しが実施され、戸建て住宅において、火災保険にあっては、「T構造」(耐火)と「H構造」(非耐火)に、また、地震保険にあっては、火災保険の「T構造」「H構造」の区分に応じて、それぞれ「イ構造」「ロ構造」の区分に整理されました。
省令準耐火構造の建物は、火災保険の「T構造」の区分に該当し、火災保険料が半分程度に軽減されるとともに、地震保険の区分も「イ構造」が適用になり保険料は通常の木造の区分(ロ構造)に比べて軽減されています。
※保険料は地域及び保険会社によって異なります。共済等取扱いの無い保険事業者もあります。
詳しくは火災保険会社にお問い合わせください。

