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デザイン性住宅選びのポイント暮らし方
2023.07.25

住宅デザインに流行りはある?

いつの時代にも、その時代のライフスタイルや家族構成、流行などを反映させた住宅があるものです。令和の時代はまだ始まったところですが、どんな流行りがあるのでしょうか。

時代背景が住宅デザインに与える影響

近代日本に焦点を当てると、終戦後の1940年代に、住宅不足から大量生産のできる、均一デザインの『プレハブ住宅』が広まりました。1970年代に入ると、子ども部屋確保のため、『2階建て住宅』が増え、家族団らんスペースとプライベートが分けられたスタイルに移行していきます。

1980年代には、オイルショックによる影響で、均一デザインだった『プレハブ住宅』は下火になり、個々の商品を差別化しなければならない時代に突入します。『和風』一辺倒だったデザインは『洋風』へと変わり始めたのです。

注文住宅市場では、アメリカのイギリス植民地時代を思わせる、ラップサイディングの『アーリーアメリカンスタイル』、イギリスのアンティークな重厚感ある外観の『ブリティッシュスタイル』が人気となりました。色合いも、日本にはないトーンアップしたもの、ストレート屋根、煙突やドーマーなども流行りました。

2000年代には、欧米スタイルから『南欧』『北欧』『モダン』などというスタイルに変化します。2015年からはSDGsの策定で、急激にサステナブルという考えが広まり、住宅デザインにおいても資材を大事にする傾向へと向かい始めています。過剰な設備や仕様から、引き算をしていく姿勢です。

間取り・性能・建材にも流行りはある?

時代や社会の変化によって、外観デザインだけでなく、間取り・性能・建材にも流行りはあり、フレキシブルに対応していく必要があります。決して流行りに乗らなければならないということではなく、家族のライフスタイルに一番合っているものを取り入れるということです。

例えば、間取りでいうと、子ども部屋。子ども部屋は必ず間取りに入れなければならないという固定観念がありましたが、今は少子化や子どものいない世帯も増えており、『リビングを広くして、子どもがいてもいなくても、活用可能な間取りにしておくこと』のような、臨機応変型の間取りが人気です。

性能・建材もかなり進化していて、流行りというよりは、法律でも奨励されるような流れになってきているため、変わらざるを得ない状況だというのが現状でしょう。

例えば、性能でいうと、省エネ・創エネの『ZEH(ゼッチ)住宅』、物とインターネットを繋いで利便性を図る『IoT(アイオーティー)住宅』などがあります。建材でいうと、化学物質を避け、自然素材を使用する『健康住宅』があります。

最近流行りの住宅デザイン傾向

最近流行りの住宅デザイン傾向としては、自然素材を使用し、素材感をより強調しつつ、シンプルでナチュラルなデザインが注目されています。コロナ禍でリモートワークになり、「職住融合」となったことで、住空間をよりリラックスできる環境にしたいという傾向が強くなっています。

間取りは、プライベート空間の確保と家族のコミュニケーションを両立させる、柔軟性を持たせた

変動型の広いLDKが人気です。高齢化により、機能性を充実させたバリアフリー化も活発化しています。『ニーズですぐに変われる住宅』が必要とされているのです。

実際に住宅デザインを選ぶ基準は?

デザインだけでなく、生活動線やライフスタイルも考慮したデザインができる、総合的なデザイン性の高い注文住宅会社を選ぶ必要があります。実際にデザインの方向性を決めるのは自分ですが、実現してくれそうな注文住宅会社でなければ、希望を叶えることができないからです。今までの施工実績を見せてもらいながら、どのようなデザインが得意なのかを探り、検討しましょう。必ず得手不得手はあるものです。もし、「全部得意です」という言葉が出た場合は、不適合だと判断しても構わないでしょう。

依頼する注文住宅会社が決まったら、まず、自分の希望する外観デザインを設計士に伝えるところからスタートです。主な外観デザインは、和風、洋風、モダン、和モダン、洋モダン、シンプルモダン、ナチュラル、エレガント、北欧など、様々あります。希望するイメージに近い外観デザインを、ネットや雑誌、パンフレットなどから集めておきましょう。そうすることで、設計士にイメージが伝わりやすくなります。

次に、建物の形・色・外壁材の希望を出します。難しければ、設計士にいくつか候補を選んでもらうといいでしょう。こうして、イメージをだんだん具体的にしていくと、はっきりしたデザインが見えてきます。少しでもイメージと違うデザインになっている場合は、せっかく高い費用をかけるのですから、遠慮なく設計士に伝えましょう。

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