住まいづくりのコラム

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災害に強い住宅工法住宅選びのポイント
2023.06.14

だから、木造住宅が選ばれる

都市部で非木造住宅が増えているといっても、全国的に見ると、まだまだ戸建ての木造住宅の割合は9割を超えています。自然災害にも強く、快適に住み続けられる、今の木造住宅は注目です。木造住宅が選ばれている理由を探っていきます。
※総務省統計局 平成30年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計

主な木造住宅の工法2種類

木造住宅のことを知るために主な2種類を挙げ、それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。

木造軸組み工法(在来工法)

在来工法と呼ばれて馴染みのある、日本の伝統的な工法で、昔から日本家屋の多くに採用されています。基礎の上に柱や梁で骨組みを作り、筋交いを斜めにして軸で支える工法です。

メリット・・・コスパが良く、比較的リーズブルに家が建てられることは最大の魅力です。開口部が大きく取れ、間取りの自由度が高いことで、ライフスタイルの変化にもすぐ対応可能になっています。規模の大小に限らず、施工業者も多く、依頼しやすい環境にあることも、家を建てる上では大きなメリットでしょう。

デメリット・・・工期が長くなる場合があり、設計次第で追加コストがアップしてしまう可能性があります。間取りの自由度は高いものの、耐震性に影響する筋交いは固定しなければならないことがあり、リフォーム時には制限が出てしまうことも考えておきましょう。施工業者が多いため、経験や知識による差があり、思うような家にならない可能性もあります。

木造枠組壁工法(2×4工法)

北米で生まれ、アメリカに普及した工法です。日本では北海道を中心に導入されたといわれ、ツーバイフォーの呼び名で今では木造住宅工法の一つとしてかなりポピュラーになっています。ツーバイフォーというのは、2インチ×4インチの角材と木製板をつなぎ合わせ、壁・床・天井を作っていく面(6面)で支える工法になります。

メリット・・・工期が短く、品質も安定しています。耐震性や耐風性が高く、自然災害に強いのが特徴です。断熱性・気密性・防音性・防火性にも優れているため、火災保険が安くなる2次的メリットもあります。システム化されているため、品質の割にはコストがかからないことも魅力でしょう。

デメリット・・・面で組み立てるため、間取りに制限が出やすく、リフォーム時にも同じことがいえます。断熱性や気密性が良い裏返しで、結露が発生して、カビが出やすい傾向にあるため、通気性を良くする対策が必要です。

木造住宅の気になる点

木造住宅というとどうしてもイメージとして、耐震性や断熱性、寿命のことが気になるかもしれません。結論からいえば、木造軸組み工法でも、木造壁式工法でも、新建築基準法により、耐震性は国を挙げて強化しているのが現況です。もう少し補足すると、ツーバイフォー工法の耐震性は、以前から高いと評価されていましたが、建築基準法の改正により、木造軸組み工法もかなり耐震性を上げています。

断熱性においても、断熱材の進化により、万遍なく断熱材を補充していれば、問題はないでしょう。寿命もメンテナンス次第で、50年~100年まで持つことは可能で、法定耐用年数で出されている22年ということではありません。

現在の木造住宅の品質からすると、『木造住宅=弱い』というイメージは払拭されているといってもいいのではないでしょうか。

木造住宅が選ばれる理由

何といっても、コストの問題が大きく、戸建てでは木造住宅の選択が多いでしょう。現在の木造住宅は、耐震性や断熱性などは確実に進歩しています。2000年に建築基準法が改正され、今の耐震基準となっていますので、今の耐震基準を満たさなければ、建築の許可は下りないことになっています。

耐震性能を表す指標として、耐震等級という目安もあります。耐震等級は1~3に分けられ、3が最も耐震性が高い等級です。1は最も低い等級ですが、それでも震度6強~7程度の地震に耐えられるとされているため、3というレベルがいかに高いかがわかります。耐震等級が高い商品を扱う住宅メーカーを選べば、木造住宅でも安心度はさらに増すでしょう。

そもそも、家を建てる土地に関しても、地盤調査が義務づけられるようになっているため、木造住宅でも地盤から安心感を得られるようなシステムになっています。それほど、需要の多い木造住宅への配慮は国としてしっかり検討されているのです。最終的には、“コスパ良し”という点で、木造住宅が選ばれていることになるのでしょう。

ニッケンホームのすべての家は、ツーバイフォー工法です。耐震等級は3相当、省エネ・創エネ・高断熱・高気密のZEH住宅に力を入れ、皆様に安全と安心をお届けしています。一度、モデルハウスでツーバイフォー工法の家をお確かめください。

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