住まいづくりのコラム

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収納住宅選びのポイント暮らし方
2023.05.02

デッドスペースの活用法

家の中にあるデッドスペースで困っていないでしょうか。使いづらいちょっとしたスペースが、どこの家でも大なり小なりデッドスペースはあるものです。

狭い日本の家では、少しのスペースでも有効に使えるように知恵を絞っていくことが大事でしょう。どんな使い方ができるのか、デッドスペースの活用法を考えていきます。

デッドスペースができてしまう原因

なぜ、デッドスペースができてしまうのでしょうか。原因となる理由を2つの場合に分けて考えてみます。

家を建てる前の問題

①要望を詰め込み過ぎた間取りを自分たちで決めてしまう
設計士のアドバイスに耳を傾けることなく、間取りに要望を入れ過ぎると、完成後にデッドスペースが多くなってしまうことがあります。

②生活動線のスペースが広過ぎる
廊下など、人が通るスペースに余裕を持たせ過ぎると、移動だけのスペースにデッドスペースが生まれてしまうことになります。床面積と廊下面積のバランスが大切です。

③収納スペースの予測が適切でなかった
あらかじめ収納スペースを予測して家を建てることは重要ですが、収納スペースが多過ぎたり、少な過ぎたりして、使用しないデッドスペースができてしまうことがあります。

家を建てた後の問題

①有効活用しているつもりでも無駄なスペースがある
例えば、収納スペースとして上下、左右、奥までのスペースを余すところなく活用していなければ、どこかに空きスペースができる可能性があります。自分で気がついていない場合もあり、今一度のチェックが必要です。

②間取りサイズに合わない家具を使用している
新しい家の間取りのサイズに合わせることなく、新しい家具を増やしていくと、デッドスペースを生むどころか、狭さを感じさせる一因にもなります。

③家具の配置に工夫をしていない
適切に納まる場所を考えず、以前から使用していた家具を無計画に並べると、間取りと合わず、隙間が生まれやすくなります。

④間取りに失敗した
家を建てる前の問題とも重なりますが、事前に考えていた間取りでは思っていた以上にデッドスペースができてしまい、暮らしてみて初めてわかる場合があります。

事前にデッドスペースを知る方法

何も使用していないスペースが設計段階でわかることで、改善点が見えてくるようになります。家が完成してからのデッドスペースを少しでも減らせるようにしておくことが最善策です。

①生活用品を間取り図に配置する
間取りの中にあるのは、キッチンやトイレ、クロークなどの基本設備だけです。自分が必要とする家具や家電製品を間取りサイズに合わせて書いてみましょう。そうすれば、どのくらいのスペースを取り、デッドスペースがどこにできそうかの見当がつきやすくなります。

②生活動線を入れてみる
生活用品を入れたら、生活動線を入れていきましょう。そうすることで、さらに不要なスペースが見つかります。

デッドスペースになりやすい空間と活用法例

収納スペースとして活かすことが多いですが、設計段階から工夫をすると、他の活用方法が可能になる場合もあります。

階段上・・・設計段階からのアイデアの一つですが、上階の床下収納兼階段からの収納にもなる工夫で無駄なスペースがなくなります。

階段途中・・・実用的なことばかりではなく、ギャラリースペースとして活かす方法もあります。

階段下・・・事前にコンセントを取り付け、掃除用品やストック品などの収納場所、ワーキングスペースとして活用します。設計段階でワークスペースや洗面所、トイレにすることもおすすめです。

小上がり・・・引き出し収納に最適です。ロボット掃除機の収納場所としても考えられます。

キッチン・洗面所・・・隙間家具やワイヤーネットなどを利用すると、一気に収納容量がアップします。

屋根裏・・・シアタールームや収納兼プライベートリビング、子ども部屋にしたりなど、用途は様々です。

シューズクローク・・・上下・左右に空きがあれば、ボックスをプラスした収納スペースや見せる収納スペースとして利用したいものです。フックで小物を吊るすことも検討できるでしょう。

床下・・・年単位でしか使用しないようなストック品やほぼ使用しないものの、保管が必要なものの収納に役立ちます。

押し入れ・クローゼット・・・上下や奥行まで使いこなすように、ピッタリサイズのボックスや棚を設置すると、スペースを有効に活用できます。

コーナースペース・・・コーナーシェルフで、実用的に、観賞的にしてみましょう。

アイデアグッズでデッドスペースが甦る

家が完成してからのデッドスペースは、グッズに助けてもらうことで解消することが可能です。隙間収納家具・突っ張り棒・ワイヤーネット・可動棚・コーナーシェルフなどのグッズを上手に取り入れ、使いこなしていきましょう。

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