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住宅選びのポイント太陽光発電住宅暮らし方
2017.01.13

これだけは知っておきたい!地球に優しい「ZEH」

最近「ZEH(ゼッチ)」という言葉をよく耳にしませんか?
特に、これから家を建てようと考えている方にとっては、あらゆる場所で見かける身近なワードになっているかもしれませんね。
「ZEH」とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)」の略で、「消費エネルギー(一次エネルギー)よりも創るエネルギーの方が多い住宅」を意味します。つまり、一次エネルギーの消費量が正味(ネット)ゼロ以下の地球に負担をかけない家こそがZEHなのです。
ZEH普及への取り組みは政府も補助金を出すなどして全力をあげており、2020年には300m2以下の新築にも「2013年改正省エネ基準」を原則義務化し、2030年にはZEHを新築の基準とすることを目標としています。
つまり、近い将来すべての新築が環境を守るためにZEHになるわけですから、今のうちに詳しく知っておくべきワードなのです。
今回は、そんな「ZEH」についてまとめてご紹介します。

なぜ「ZEH」が生まれたの?

ZEH(ゼッチ)が生まれた背景には、今世界中が深刻な問題としている地球温暖化があります。
年々悪化する地球温暖化の最大の原因は、二酸化炭素やフロンなどの温室効果ガスが増えていることにあり、温暖化を進めないためにも温室効果ガスの削減をしなければいけません。
この温室効果ガスは私の暮らしとも密接に関係しており、例えば、生活に必要な電気などを作ることで大量の二酸化炭素を発生させています。
そこで、生活に必要な電気を少しでも減らそうとして生まれたのがZEHなのです。
ZEHは、住宅の冷暖房、給湯、換気、照明に必要なエネルギー「一次エネルギー」を無駄なく使用できるよう「省エネ」し、自然エネルギーを活用して自ら「創エネ」することで実質一次エネルギーの消費量の方が少なくすることができます。さらに、基本的には消費エネルギーよりも多くのエネルギーを創ることができますので、余ったものは蓄えおいたり売ったりできるのです。
では、ZEHの「省エネ」と「創エネ」の仕組みを詳しく見てみましょう。

無駄をなくす仕組みで効率よく「省エネ」

ZEHの省エネの仕組みは大きく2つに分けられます。
まずは、「住宅の高断熱・高気密化」です。
簡単に言うと、寒い冬場は日差しを取り込みやすくすることで暖かく、暑い夏は日差しを遮ることで涼しくし、年中室内を心地よい状態を作れる構造にして冷暖房の過度な使用をなくします。
断熱性の良し悪しは何と言っても断熱材と開口部窓です。
冷暖房をかけられない廊下やトイレまでをも快適に保ち、リビング・ダイニングとの温度差も少なく家全体を住みやすい空間にしています。また、冷暖房の効きも良く、快適温度への到達時間がはやいのが魅力です。さらに、この断熱効果を十分に発揮させるためには、外気の影響を受けないよう気密性にも優れていなければいけません。
そこで、ニッケンホームは高性能グラスウール140ミリの充填断熱に2×6(ツーバイシックス)工法、またトリプルガラス樹脂サッシを組み合わせることで、外気の湿気や隙間風などから室内を守り、より心地よい住まいづくりを実現しました。
断熱性・気密性が不十分だと、いくら冷暖房をかけても外気などの影響を受けやすく一向に快適な温度にならず、電気代がかさむだけでなくストレスにもなります。しかし、一度入れた断熱材や基盤となる工法は変えたいと思ってもそう簡単に変えられるものではありませんので、建てる時にしっかりとこだわりたいポイントです。
もうひとつの省エネポイントは、「空調と給湯器の高効率化」です。
冷暖房と同様に頻繁に使用する空調と給湯器も温室効果ガスである二酸化炭素の原因となる一次エネルギーのひとつで、これらのエネルギーの無駄遣いを低減できる機器をそれぞれ取り付けることで省エネします。

自然エネルギーをフル活用して「創エネ」

ZEHの創エネは、環境負担が低い自然エネルギーを活用して行います。
ひとつめは、「太陽光発電」です。
太陽光で電気を作り出す太陽光発電は、年々関心度も高まり今ではほとんどの方がご存知なのではないでしょうか。あわせて太陽光発電の重要性も知れ渡っており、新築だけでなく従来の家にこれを取り入れる家庭も増えてきました。
また、太陽の熱を給湯や冷暖房に利用できる「太陽熱給湯器」を取り付けることで、一次エネルギーの消費を抑えています。
さらには、「地中熱」を利用して、無尽蔵のクリーンエネルギーを冷暖房に活用することで地球環境にやさしい家づくりを実現します。
ZEHでできる創エネの魅力は、環境にやさしいだけでなく、節電・節約もできることで家庭のお財布にもやさしく、ニッケンホームの場合は余った電力を蓄えたり売ったりもできるのでローン返済の負担までも軽くしてくれます。
また、ZEHではHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を搭載することで、実際の発電量と消費電力量をわかりやすく表示し簡単に確認できます。
ゆくゆくは新築すべての基準となるZEHが、2016年度いっぱいは補助金制度を利用することでお得に建てられるので、今のうちに是非とも検討したいですね。

ニッケンホームでも、「solie(ソリエ)」というZEHの商品がございます。
売電シミュレーションをお出しすることも可能ですので、お気軽にご相談ください。

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