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資金計画
2015.08.21

注文住宅を建築するのにかかる金額はどれくらい?

家づくりにおいて「どれくらいのお金が必要になるか」、「予算内で抑えることができるか」などのお金に関する不安はつきものです。もちろんこれは、注文住宅にも同じことがいえます。 家づくりに自分のこだわりを取り入れることができる注文住宅。もし、お金に関する不安を抱えたまま建築が進んでしまうと、自分の希望をうまく伝えることができず、理想のマイホームを建てることができなくなってしまう可能性があります。そのため、お金に関する不安は建築前に解消しておくことが大切です。

この不安を解消するためには、注文住宅の建設にかかる"費用の種類"を事前に把握しておくことが重要です。費用の種類を把握すると、誰でも簡単に"相場"を確認することができます。相場がわかればあらかじめまとまったお金を用意しておくことが可能なため、急に高額な費用を請求されて慌てる心配もありません。これにより、設計や建設に集中することができます。

そこで今回は、注文住宅を建設するのにかかる費用の種類とこれらの相場についてご紹介します。

注文住宅の建設における主な費用と相場

注文住宅を建設するにあたり押さえておくべきこととして、"費用"と"相場"が挙げられます。 注文住宅の建設にかかる費用にはさまざまな種類があります。今回は代表的な4つの費用と、それぞれの相場についてご紹介します。

・土地代金
土地代金とはその名の通り、土地そのものの費用を指します。これは、"需要と供給のバランス"により決定します。そのため、土地代金は一定ではなく、人気に比例して高くなるといえます。また、人気の度合いが変われば土地代金もまた変化していきます。

その他、土地代金を左右する要素には"地域性"や"流通性"、"土地そのものが持つ特性"などが挙げられます。これらの要素を踏まえたうえで、よい住環境であると判断された場合、土地代金は高くなります。誰かが所有している土地の場合は、売主により代金が変動することがあります。もしも何らかの事情で今すぐに手持ち金を必要としている売主であれば、土地代金を安くしてくれることがあります。

土地代金の相場は、市や町、村などの地域により大幅に異なるため、一概に述べることはできません。そのため、お金を用意する際は希望する地域の土地相場を調べておくことが大切です。

・解体工事費
解体工事費とは、古い建物を解体し、取り除く工事にかかる費用を指します。 これは、建て替えが必要な建物や古屋がある土地を購入した際に必要になります。解体工事費はとくに見落としがちな費用であるため、お金を用意する際は注意しておくことが大切です。

解体工事費の相場は、坪単価2.5~4万円前後です。これは、"建物の構造"や"地域の特性"により変動します。建物の材質で考えた場合、もっとも安いとされているのは木造です。つぎに鉄骨造、そして鉄筋コンクリート造の順で高くなります。地域で考えた場合、人件費をはじめとする経費が高いとされる"首都圏"や"近畿圏"は、費用が高くなる傾向にあります。

また、解体工事費は"解体現場の立地条件"により上下することもあります。解体現場に隣接している道路が狭いと、解体に必要な重機や廃棄物を運ぶトラックが土地内に入れない可能性があります。この場合、作業員の手作業で解体を進めざるを得なくなってしまうため、必然的に費用が高くなってしまいます。

・工事費
工事費とはその名の通り、建物の工事にかかる費用を指します。 これには、材料費や加工費、運搬費、管理費などが含まれます。これらの合計額を左右するのは、建物の構造や床面積、グレードなどです。

工事費の相場、下限は1,000万円前後であり上限は無限大です。例えば、床面積が30坪の建物の場合、木造であれば1,900万円程度、鉄筋コンクリート造であれば2,600万円程度となります。 これはあくまで相場であり、常に変動しています。近年は、法規制が厳しくなったことで建材が高騰、かつ消費税増や震災により人件費も高くなったことから、住宅建築にかかる工事費は高くなりつつあります。

・税金
注文住宅の建設には、税金がかかります。税金は1種類だけでなく複数あるため、総額は決して安いといえるものではありません。そのため、どれほどのお金が必要になるか事前に確認しておくことが大切です

まず挙げられるのは"消費税"です。生命保険料、火災保険料、ローン保証料、土地代金、これら4つを除く全ての費用に消費税がかかります。そして"印紙税"。これは土地を購入する際や、工事を依頼する際に作成する契約書にかかる税金です。"登録免許税"は、土地や建物の登記時、または住宅ローンを組むための抵当権設定時にかかる税金です。

これらの具体的な額は、それぞれの税金により異なるため一概に述べることはできません。なお、家を建築する際にかかる税金はこれらのほかに"不動産取得税"、"固定資産税"、"都市計画税"があり、固定資産税と都市計画税は建てた後も定期的に払い続ける税金です。

必要な費用を把握してお金を用意しておく

家づくりを行ううえで大切なポイントは、"必要な費用をあらかじめ把握しておく"という点です。これをしっかりと実行することで、慌てることなく正確に必要な分のお金を用意することができます。そうすれば、金銭面だけでなく心にまで安心感を得ることができます。

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