住まいづくりのコラム

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暮らし方
2021.06.12

照明にこだわって楽しい家づくり

注文住宅で家づくりをする中で、どうしようか迷い始めてしまう方も意外と多いのが室内の照明です。設計の段階で提案してもらった照明をそのまま採用する方も多いですが、今後、この部屋で生活していく上で、自分の気に入った照明を設置したいという気持ちがあるでしょう。

照明器具のカタログを手にした方は、「照明だけでもこんなに種類があるんだ」と驚く方も多いと思います。タイプも豊富にありますし、形状や機能も大きく異なりますので、選ぶ照明器具によって部屋のイメージが大きく変わります。

ただ、カタログの写真や説明を読んだだけでは、建てようとしている住宅がどのような印象になるかは判断がつかないと思います。思っていたよりも暗い部屋になって生活に支障が出てしまったり、照明が眩しくて目への刺激が強いなど不快になるような状況は絶対に避けたいところです。

今回は照明についてポイントを確認していきたいと思います。

 

照明の種類は多種多様でそれぞれ異なった特徴あり

家庭に採用されている照明として定番なのが、シーリングライトです。一昔前の家庭では、シーリングライトが主流で、今のようにたくさんの選択肢がありませんでした。以前は蛍光管を使用したシーリングライトでしたが、LEDが普及し始めてからは光源にLEDを使用したシーリングライトが多いです。

シーリングライトは、室内全体を明るくすることができるという特徴があります。広く普及しているので、見慣れていて安心する方も多いと思います。

また、シーリングライトのデザインや形状も様々な種類があり、洋風なものから和風なもの、薄型だったりシンプルなものも多く出ており、好みに合わせて様々なものが選べます。

最近の機能としては、日差しの入り方などによって変わる部屋の明るさを自動検知し、明るさを調整する自動調光機能のついたものもあります。光の色も、電球の暖かみのあるオレンジ色の光や蛍光灯のような白い光など、好みの色合いや時間帯、その場のシーンに合わせた光に調光できるのも便利です。

シーリングライトは、部屋の中心に設置することが多いですが、設置箇所から離れると暗くなってしまいます。広めの部屋に設置した場合は、シーリングライト1台では部屋の隅まで均一に明るさを確保するのが難しい場合もあります。

 

ダウンライトで空間の演出も

シーリングライトよりも雰囲気のある演出ができるのが、ダウンライトです。埋込式の照明器具になるので、天井をすっきりと見せることができます。照明器具自体は他のライトのようには主張がありませんので、シンプルな空間や室内の他のものを強調したい時にはぴったりです。

照明範囲も90度以上を照らすことができるものから、照らす範囲を極力絞ったものまで様々あります。照明範囲が狭いダウンライトは、強調したい箇所に向けて設置するという演出も可能です。

ダウンライトはシーリングライトよりも照明範囲が狭いので、数は多く設置することになります。規則正しくダウンライトが並んでいると、まとまりのある空間に感じますし、ダウンライトとペンダントライトを組み合わせて照明の設計を考えると、お洒落な空間を作り出すこともできるでしょう。

ダウンライトのデメリットとしては、設置や交換が業者に依頼しないとできない点です。完全に天井に埋め込む照明器具になるため、電気工事が必要でライセンスを持った人が取り付けの工事を行う決まりとなっています。電球が切れた場合は本体ごと交換することになりますので、その場合は業者に依頼することになるでしょう。

ただ、最近のダウンライトはLEDを使用しており、通常使用であれば10年程度は持つと言われていますので、ダウンライトの取替で業者を頻回に呼ぶようなことはありません。

 

照らす角度や向きを自由に変えられるスポットライトでメリハリを

シーリングライトやダウンライトとは異なり、設置した後も照らす方向や角度を自由に変更できるのがスポットライトです。住宅全部をスポットライトにするのは、不便なことも多いかもしれませんが、適した場所にスポットライトを設置すると照明器具の使い勝手が良くなります。

舞台や写真撮影所などでスポットライトを見たことがある方も多いと思いますが、ピンポイントで照らす範囲を決められますし、メリハリを付けた照明の使い方ができます。角度を変えれば必要な箇所を明るくすることができますし、レールと組み合わせるとスポットライト自体を移動することもできます。

照明器具は様々な種類が多くありますが、特徴を知りながらどこに設置すると効果的なものになるか、家づくりの1つとして設計の段階で吟味して決めたい内容です。なかなか設置した場合のイメージがつかめないことも多いと思いますので、お客様の希望を伺いながら住宅づくりのプロの視点でご提案させていただきたいと思います。

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