住まいづくりのコラム

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災害に強い住宅工法住宅選びのポイント
2019.09.05

安心できる住宅の見極め方のポイント

住宅を購入する時、気をつけて見ているポイントはどのようなところでしょうか。住宅は外から見ることしかできず、見た目で判断するしかありません。建物内部の構造だったり、用いている部材や仕様だったりと、ぱっと見では分からないことが多くあります。
耐久性を高めている住宅もあれば、構造に力を入れているという住宅もありますが、それらを住宅の内覧だけでは計り知ることは難しいです。
住宅の購入を検討する際に外からは判断しにくいので、それを解決するために、住宅性能表示制度という制度があります。住宅性能表示制度は10の分野の性能を等級で表しています。素人では判断が難しい住宅の性能について、この等級を見ることで安心できる住まいかどうかを判断できるようにしています。
住宅性能表示制度は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく法律です。新築住宅の基本構造部分の瑕疵保証を10年間義務化すること、住宅の性能を分かりやすく表示する住宅性能表示制度の制定、住宅に関するトラブルを解決する指定住宅紛争処理機関を整備する3つの柱で構成されています。

1、地震への強さ

地震が発生した際、建物がすぐに被害を受けてしまうようでは困ります。地震に対する強さがある住宅であれば、大きな地震が起こっても、建物が倒壊しにくかったり損傷を受けにくかったりします。性能表示では、地震の倒壊防止と損傷防止に分けて評価を行っており、等級1〜3の3段階で地震に対する強さを示しています。
例えば等級1の住宅であっても、建築基準法で定められている耐震性能は満たしていますので、大きな地震が発生しても建物が倒れることはほとんどないと考えて良いでしょう。
住宅性能表示制度を利用する場合は、評価機関が工事の検査を行います。作業ミスや手抜き工事の発生を防ぐので、建築基準法の基準と同程度の等級1であっても、安心さが保証された住宅になるでしょう。

2、火災発生時の安全性

住宅で火災が発生した時の安全性も評価で示されます。万が一、火災が発生した場合であっても、安全に避難ができるかどうかの視点で、火災の燃え広がりにくさや屋外への避難のしやすさ、また隣家が火事の場合の延焼のしにくさを評価しています。

3、柱や土台など構造部の耐久性

住宅の土台や柱が傷んでしまうと建物としては致命傷の一大事となってしまいます。年月が経過していっても、柱や土台が痛まないようにするための対策を施しているかどうかを評価します。等級が高ければ高いほど、耐久性が高くなります。
木造住宅は柱や土台が腐りにくくする対策、鉄骨造の場合は鉄が錆びにくい対策、鉄筋コンクリート造の場合はコンクリートがもろくならないための対策を評価します。

 

4、配管のメンテナンス性

住宅には、水道管や排水管、ガス管と配管類が壁面や床下など建物の内部を通っています。配管は建物の構造躯体よりも早く修繕や交換が必要になりますので、修繕や点検、交換がしやすいと住宅の維持費用を抑えることが可能です。
住宅性能表示制度の等級が高い住宅は、配管の修繕や清掃がしやすい住宅を表しています。

5、省エネ性

住宅の省エネルギー対策がどの程度行われているか、3つの視点で評価して等級で示しています。
1つめは、住宅内の熱が外に逃げ出さないように壁や天井、窓などの断熱がどの程度行われているか。
2つ目に住宅内の給湯や冷暖房、換気、照明の設備が省エネ性の高いものを使用しているか。
最後に太陽光発電などの創エネルギーの3点で評価します。

6、シックハウスや換気の対策

住宅を建設する時に用いる建材は、接着剤等を利用することでホルムアルデヒドが発生し、シックハウス症候群の原因になってしまいます。そこで接着剤を使用している建材等の使用状況を評価します。
また、室内にホルムアルデヒド等の化学物質がこもらないためにも、住宅の適切な換気が必要です。換気設備が整備されているかも評価を行います。

7、設置している窓の状況

住宅内にどの方向にどのような窓が設置されているか評価します。窓は日光を取り入れて明るい部屋にしますし、窓を開ければ通風を行うことができます。窓の面積と位置について、配慮されているかどうかを見ます。

8、騒音や遮音の対策

主に共同住宅の評価項目になりますが、隣戸の話し声の伝わりにくさや上階の足音や落下物の物音の伝わりにくさ、外の自動車等の騒音の伝わりにくさがどの程度対策が講じられているかを評価します。

9、高齢者・障がい者に優しい住宅

高齢者や障がい者であっても暮らしやすい住宅であるかどうかを等級で表します。住宅を建てた当初は元気であっても、病気や年齢を重ねることで身体が不自由になったり身体機能が低下することも考えられます。階段の上り下りに配慮した住宅であるか、段差を解消したり、低くしているか、玄関や浴室等に手すりを設置しているか等のポイントをチェックします。

10、防犯対策

ドアや窓など外部と通じる開口部について、防犯がなされているかもチェック項目となります。窓や玄関ドア、勝手口に防犯の部品を使用しているか等で評価します。

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