土地とパッシブデザインの関係とは?

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家づくりのこと

こんにちは、ニッケンホームです。

前回のブログでは、心地よい暮らしを実現するパッシブデザインについてお伝えしました。

さまざまな要素を考慮する必要のあるパッシブデザインですが、その一つに土地があります。
自然エネルギーを活用する設計手法だからこそ、家が建つ土地の条件も重要なポイントです。

日射や通風を考えるために

パッシブデザインの家は日射や通風を考慮する必要があり、敷地の形状や隣家の状況など、周辺環境は大きく影響します。

例えば隣家が迫っていると日射取得は難しくなり、もし南側にマンションなどの高い建物があれば、ますます太陽の力を使うのは難しくなります。
もちろん、2階リビングにしたり、建物の向きを工夫したり、敷地に合わせたプランをしていくことは可能ですが、これから土地探しをする場合は、面積や立地、価格だけでなく周辺環境も意識しておくのがおすすめです。

南側道路の土地は?

人気がある南側道路の土地ですが、パッシブデザインの視点で考えると異なる見え方があります。
冬の日射取得のためには南側に大きな開口部が必要ですが、南側道路の場合、家の正面に大きな窓を設けることになり、外観デザインやプライバシーの面で影響があります。

反対に北側道路の場合、家の正面はデザインと道路からの視線のみを意識し、南側はパッシブデザイン(日射取得)を追求することができます。
窓の少ないスタイリッシュな外観を求める場合は、南側道路にこだわらず、デザインと機能性を意識した土地選びも重要です。

狭小地でパッシブはできない?

狭い土地でパッシブデザインを採り入れるのは難しいと考える方も少なくないと思いますが、設計次第で実現することは可能です。
狭小地で隣家が迫っていても、吹き抜けを設けて日光を採り入れたり、断熱・保温効果があるハニカムブラインドを取り付けたり、さまざまな方法でパッシブデザインの要素を盛り込むことが可能です。

大切なのはその土地、周辺環境に合わせた設計。私たちは、その土地のポテンシャルを生かしたパッシブデザインの家をご提案していきます。

ニッケンホームでは、グループのセンター住建と連携してお客様の土地探しもサポートしています。
土地探しの段階からご相談いただくことで、思い描くマイホーム、理想の暮らしを実現するためのアドバイスが可能です。
土地探しからの家づくりも、ニッケンホームまでご相談ください。