ダイニングにスタディスペース。設計のポイントは?
施工事例
こんにちは、ニッケンホームです。
ダイニングの一角に設ける小さなスタディスペース。お子さんの宿題や読書、大人の仕事や趣味など、多目的に使える場所として人気を集めています。
今回は、ダイニングにスタディスペースをつくる際のポイントをご紹介します。

■使いやすいカウンターサイズ
新築でスタディスペースをつくる場合、造作カウンターを設けるのが一般的です。このときに重要なのがカウンターの奥行き。教材やノートPCを広げて使うなら奥行60センチほどあると、机と同じような感覚で作業しやすくなります。ただし、奥行き60センチは空間を占有して、ダイニングそのもののレイアウトに影響してしまう懸念もあります。
採用しやすいのは、40〜45センチ程度のサイズ。A4縦サイズが約30センチなので、作業スペースとしては十分な広さを確保できます。ダイニング自体への影響も少なく、見た目にも圧迫感を与えません。
高さはダイニングテーブルと揃えるのが一般的。椅子の高さや座り心地が変わらず、家族で共用しやすくなるでしょう。

■素材選びとメンテナンス
無垢材は温かみがあるデザインで、自然素材の質感が好きな方に好まれますが、カウンターとして使うには反りやねじれ、割れなど変形にリスクがあり、キズや汚れがつきやすいというデメリットもあります。
メラミン素材は表面が強くて変形のリスクが低く、ふき取りやすいため、日々の管理も楽になります。多少汚れても気にしないで使えるため、お子さんがストレスなく使えるのもメリットです。

■収納と照明でより使いやすく
スタディスペースの近くに収納スペースを設けるのもおすすめです。収納はカウンターの上、下、横に設置することが可能。上部の棚は頻繁に出し入れする物、足元は引き出しで教材や文具などを管理、横はファイルや本など、目的を分けることで、片付けもしやすくなります。


ダイニングテーブルに背を向けるカウンターは、天井照明だけでは影ができやすいため、手元の照明も必要です。施工時に照明を設置することも可能ですが、PCやタブレットなどを使うことも想定して、コンセントを設けておくのがおすすめです。
ダイニングにスタディスペースがあることで、食事前後のちょっとした時間に宿題を済ませたり、家族と同じ空間で仕事ができたり、読書を楽しんだりと、多彩な使い方ができるようになります。
マイホームをお考えの方はぜひ、スタディスペースのある暮らしもイメージしてみてはいかがでしょうか。
