住宅性能を左右する断熱材。気になる耐久性は?
家づくりのこと
こんにちは、ニッケンホームです。
夏はすずしく冬はあたたかい室内空間を実現するためには、家の断熱性を高めることが重要です。
断熱性の向上のために大切なのが壁の中に施工する断熱材。この断熱材が性能を維持し、長期にわたって快適な空間を保つ必要があります。
今回は、長く安心して住むために気になる断熱材の耐久性についてお伝えします。
■断熱材の種類
住宅に使われる断熱材には「グラスウール」や「ロックウール」「セルロースファイバー」などの「繊維系」と、「フェノールフォーム」や「硬質ウレタンフォーム」などの「発泡プラスチック系」があります。
素材によって性能や耐久性は異なりますが、断熱材として劣化してしまう一番の原因は湿気によるカビの発生。結露や水分の浸入を防ぐために適切に施工することも重要です。
■「アクリアウール」と「ネオマフォーム」
ニッケンホームの家は、壁の内側に施工する「内断熱」と、壁の外側に施工する「外張り断熱」を両方取り入れているのが大きな特徴です。
内断熱に使用するのは高性能グラスウール「アクリアウール」。
グラスウールは袋入りと袋なしの両タイプがありますが、私たちは壁内の隅々まで隙間なく施工するため袋なしを採用。壁内結露を防止するため、敷き詰めたグラスウールを気密シートで覆っていきます。
空気の漏れを防ぐ気密シートは一般的な住宅会社が0.1mm厚を使用するのに対し、ニッケンホームでは0.2mm厚を採用。
より厚みのあるシートを使うことで、より一層、壁内結露の発生を防いでいます。
外張り断熱はフェノールフォームの「ネオマフォーム」。高断熱性能、長期断熱性能、耐燃焼性能、環境性能が特徴の断熱材で、こちらは長期性能も試験済。25年間の平均熱伝導率 0.020W/(m・K)を達成しています。
穴や割れが少ない独立気泡構造により、従来のフェノールフォームと比較しても長期にわたり性能を維持します。
ニッケンホームの本社スタジオでは、断熱材や気密シートの実物もご覧いただけます。
高い断熱性能を維持できる理由をもっと詳しくお知りになりたい方は、ぜひ実物をご覧ください。