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2017.12.13

外装材選びのポイント

住宅の外装は厳しい自然環境から住み手を守る重要な働きがあります。風雨や自然光、温度変化など、外装材は厳しい自然の影響を受けます。さらに、隣家で火災が起きた場合は延焼を防ぐ役割も果たさなければなりません。色やデザインなどにより、景観や街並みにも影響を与えるのが外装です。

外装に求められる機能

外装に求められる機能としては、防水性や防火性の他、断熱性や防音性があります。屋根や外壁などの外装はそれらの機能を併せ持つことが必要です。防水性は屋根と外壁に求められる基本的な性能です。外装の材料を選ぶ場合は防水性が高いことが求められます。屋根や外壁の防水は表面材と防水紙により性能が保たれています。表面材が風雨からの雨漏りを防ぎ、それでも入り込んだ雨水を防水紙により遮断します。

隣家で火災が発生した場合は防火性が求められます。防火は建築基準法にも定められており、法律の基準に準拠した性能が必要です。さらに、気温変化の激しい外部の影響を防ぐためには、外装材に一定の断熱性能が求められます。住宅の断熱は一般に構造躯体の内部に断熱材を設置する方法で行われます。この方法は躯体の制約を受けることで隙間が生じやすく、外壁面を断熱化した外断熱が優れているという見方もされています。外装は外部の音や振動を防ぐ役割も求められます。屋根は雨音を防ぎ、外壁は道路や隣家からの騒音を防ぐ性能が必要です。

外装に適した色とデザイン

屋根や外壁は周辺の景観に影響を与えます。住宅は単独では存在せず、街並みや自然環境と共存しながら存在しています。屋根や外壁の色は自分勝手に決めるわけにはいきません。街並みや自然環境に調和した色彩が求められます。屋根や外壁の色を決める場合は、その住宅が建つ街並みの景観を把握し、それに合う色具合とすることが大切です。色には色相・明度・彩度の区別があり、それぞれに調和が必要です。あまりにも奇抜な色は周辺との調和を乱すので、好ましくはありません。

日本の風土の中では屋根の色相は黒からグレーが適しており、外壁の色は白か薄い色相が調和します。明度と彩度は合わせてトーンと呼ばれ、高いトーンは周辺との調和を乱します。街並みの景観はそれぞれの地域よって異なるので、住宅周辺の景観を把握することが重要です。外装が単調になりそうな時は、部分的に派手な色使いも必要です。破風や外壁の帯はアクセントを付けるのに適しています。一般的な住宅では、建物の周囲に植栽を施します。植生を含めて景観が形成されるので、植栽の役割は重要です。

いつまでも長持ちする外装

どんなに性能が良く、周辺の街並みと調和した外装でも、長持ちしなければ不経済です。長持ちする屋根材として瓦葺があります。瓦は粘土を高温で熱した材料で、古くから日本の建物の屋根に使われていました。防火性能に優れ、耐久性もあります。現在の瓦葺は地震や暴風にも強く、長い間初期の性能を維持します。瓦屋根は一般に高価ですが、長い間使い続けることを考慮すると、コストパフォーマンスは高いといえます。鉄板系の材料ではガルバリウム鋼板がコストパフォーマンスに優れています。

塗装替えの頻度も従来の亜鉛鉄板に比べて少なく、長持ちします。分譲住宅でよく使われるカラーベストなどの材料は長持ちしません。頻繁な塗装替えが必要なのに加えて、凍害に弱い性質があります。外壁はモルタル塗りなどの湿式とサイディングなどの乾式があります。瓦葺きの場合はモルタル塗りが良く似合い、カラーベストや鉄板の屋根の場合はサイディングの外壁が調和します。屋根と外壁は同じトーンの材料を用いることが望ましく、単独で決める場合は注意が必要です。

価格面から見た外装の材料

外装材は価格面で決められる場合もあります。低コストの住宅の場合は、屋根をガルバリウム鋼板とし、外壁にサイディングを用いる組み合わせが適しています。価格の安い材料は屋根も外壁も塗装替えが必要です。塗装替えに用いる塗料は低価格のウレタン系塗料から高価格のエポキシ系塗料やフッ素樹脂塗料まであります。一般に価格の安い塗料は長持ちせず、頻繁な塗装替えが必要となります。

塗装替えの費用は人件費が多くを占めるので、価格は高くても性能の良い塗料を使ったほうがコストパフォーマンスは高くなります。高級な住宅の外装は、屋根を瓦葺とすることが勧められます。瓦葺の性能は他の屋根材と比べて抜きん出ているので、使って損はありません。重さの重い瓦葺は地震に対して不利となるので、地盤が悪い場合は使用を控えたほうが無難です。瓦葺は地盤が良い場所に建つ住宅で使用する必要があります。高級な住宅の外壁にはタイル張りやレンガ積みが用いられることがあります。これらの材料は耐久性が高く、長期にわたって高い性能を維持します。初期投資は高くなりますが、コストパフォーマンスの高い材料です。

まとめ

住宅を建てる場合、外装材は慎重に選ぶ必要があります。外装材はその良し悪しにより、耐久性に直接関わってきます。住宅が長持ちするかどうかは構造材と共に外装材の選択が影響します。初期のコストと共に、耐久性を考慮した選択が必要です。

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