そんな中でも2940棟中、強震変形による倒壊実績0を誇った工法がツーバイフォー(モノコック) 工法です。
もともとモノコック構造は、高い強度が求められる航空機用に開発されたもので、スペースシャトルや新幹線にも採用されるほどきわめて強固な構造です。
地震や台風の際にも6面全体で力を受け止め、荷重を一点に集中させることなく全体に分散して揺れを抑え、高い耐震性を実現しました。阪神大震災、新潟中越沖地震、東日本大震災、熊本地震でも強震変形による全壊が0でした。地震に本当に強い工法であることが実証されています。
地震に対する構造躯体の倒壊、崩壊のしにくさを表す国定基準の耐震等級。ニッケンホームは全ての家で最高ランクの耐震等級相当の耐震性を備えています*。通常の建築基準法の1.5 倍の耐震性を持ち、警察署や消防署と同等の強さを誇っています。
* ご要望や建築地の状況によって、異なる場合があります。
災害において、地震と同様に気をつけなければならない火災。阪神淡路大震災においても地震の被害に火災の被害が合わさることにより、大きな傷跡を残すことになりました。平均的な木造住宅では、火災発生後天井に燃え移るまでにはたったの2分半。さらに2分後、隣室まで火が及び、20分で全焼に至ります。また火災の原因の4件に1件は他の建物からの延焼によるもの。ニッケンホームが採用しているファイヤーストップ構造では、火の通り道になる床や壁の内側において、ファイヤーストップ材や枠組材・石膏ボードが空気の流れを遮断し火を止める役割を果たします。
住宅の火災保険料については、その建築地や建物の構造方法等により、保険料率が設定されています。ツーバイフォー住宅は、住宅金融支援機構の基準で省令準耐火構造に認定されていますので、火災保険料も最大で約50%安くなります。万が一の火災の際に、お家もお財布も守る構造になっています。
壁の重量が重くなるほど、構造体にかかる負担は大きくなってしまいます。コンクリートでありながら水に浮くほどの軽量性を兼ね備えたパワーボードは構造体に負担をかけることなく、地震時の負担をさらに軽減します。
また、地震時における構造体の変形を制震装置が吸収する構造となっているため、面内変形試験(地震時の層間変形角を再現する試験)においてもその安全性が確認されています。
制震装置「マモリー」は、高減衰ゴム性能を利用して、地震時の振動エネルギーを瞬時に熱エネルギーに変換します。地震の揺れを吸収、放熱し、さらに、繰り返し発生する地震にも効果を発揮します。柱・はり・壁などの強度で地震に対抗し、揺れに「耐える」耐震に、揺れを吸収する装置で地震に対抗して揺れを「制御する」制震で大切な住まいと、皆様の生活を守ります。
*Solie smart、平屋を除きます。