住まいづくりのコラム

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2021.07.02

近年急増中の訪問看護 ステーション数・利用者数、いま必要な「ナーシングホーム」

~介護から看護へ~近年急増中の訪問看護ステーション数・利用者数

近年訪問看護事業の必要性が高まるとともに、ステーション数・利用者数ともに急増しています。
 
今回は、既存で訪問看護事業をやっていない事業者の方に向けて、訪問看護ニーズが急増している背景と訪問看護事業を立ち上げるにあたって考えるべきことを記載致します。

上図にあるように、訪問看護ステーションは、10年前から約4倍も増加しています。これは、団塊の世代と呼ばれる層が後期高齢者層に入っていることや、国として2025年までに病床を20万床減らす方針を出していることから在宅医療の必要性が高まっていることが要因として考えられます。

さらに訪問看護の利用者数の推移を見ると右肩上がりに伸びていることが分かります。(下図)


特に医療保険による訪問看護サービスの利用者が急増しています。

では、新規で訪問看護事業を立ち上げるために一番ネックになるのは何でしょうか。やはり、看護師の確保であることは間違いないでしょう。訪問看護ステーションの立ち上げに当たっての人員基準として最低2.5人常勤分の看護師が必要になります。看護師の採用の方法として、知人の紹介、無料媒体(ハローワーク等)への掲載、有料媒体への求人等考えられますが、看護師の採用のポイントになるのが、「働きやすさ」です。

そこで、看護師が働きやすい職場環境である、ナーシングホーム(看護併設型介護施設)の概要とその収益の仕組みを次項で詳しく説明致します。

スタッフ・利用者にとっていま必要な「ナーシングホーム」

※ナーシングホーム(看護併設型高齢者住宅)

ナーシングホームとは、訪問介護と訪問看護のサービス提供の両方が可能な高齢者住宅です。通常の高齢者住宅と違って医療依存度の高い方の入居が可能です。
前項で述べた、「ナーシングホームの看護師の働きやすさ」について、2つの視点からお伝えします。
1つは、「看護師の想い」に応えやすいことです。病棟で働く看護師の場合、自分が担当した患者さんでも、1~2週間でお別れしなければならず、精神的に疲弊してしまう看護師も少なくありません。しかしナーシングホームの場合では、患者さんを長期間に渡ってサポートすることができます。
また2つ目の観点として、サービス提供のしやすさ、効率です。通常の訪問看護の場合は、利用者の自宅に1件1件訪問するため、移動の時間も負担もかかります。ナーシングホームであれば、集合住宅のため、移動の負担がかかりません。このような理由からナーシングホームは看護師スタッフにとっても働きやすい環境であると言えるでしょう。
介護業界が成熟しつつある中、成長市場であるのが、訪問看護事業です。看護師の確保が厳しいのは事実でありますが、今回のナーシングホームのように工夫次第では、人材の確保もできる可能性があります。弊社は建設会社としての立場で、既存事業で悩む介護事業や障がい事業の方のお役に立ちたいと考えております。今回のナーシングホームに加え、新しい施設開設を検討してみたい、という事業者様はご相談をお待ちしております、弊社は土地・建物のサポートに加え、立ち上げにあたる運営面のアドバイスや収支のサポートもさせていただきます。

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