住まいづくりのコラム

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高齢者住宅・障がい者住宅
2021.03.01

令和3年度 障害福祉サービス等報酬改定における主な改定内容(案)・新クリニック開設で訪問効率化

令和3年2月4日、令和3年度障害福祉サービス等報酬改定における主な改定内容(案)が発表された。全体として言えるのは、障がい者の重度化・高齢化を踏まえた支援が重視され、障がいの区分に応じてより細かく報酬体系が設定されるなどが改定の方向性だ。全体の令和3年度障害福祉サービス等報酬改定の改定率は、+0.56%となっている。

【グループホームにおける改定】
①重度障がい者支援加算や医療的ケア対応支援加算が新設。
②日中サービス支援型の基本報酬が見直された。区分4~6については報酬は微増したが、区分3は、721単位/日から650単位/日に減少した。介護サービス包括型の基本報酬についても、
重度障がい者に配慮しつつ、経営の実態等を踏まえて見直しが行われる。
③夜勤支援体制加算の見直し
夜間支援等体制加算(Ⅰ)が見直され
利用者が5人の場合、現行では区分に関わらず269単位/日であったが、見直し後は、区分4以上:269単位/日 区分3:224単位/日 区分2以下:179単位/日に改定された。

グループホーム以外でも、方向性が改定された。就労継続支援B型では、平均工賃月額に応じた報酬体系が全体的に上がり、地域協働加算等が新設された。一方、放課後等デイサービスでは、現行の事業所を2区分に分けて報酬設定する方法を改め、より手厚い支援を必要とする子どもに応じて、きめ細かく加算が算定されるようになった。

全体的に、中軽度から重度向け対応の重視、報酬体系の細分化が見られ、グループホームや放課後等デイサービスは若干の痛手を受けた。

今回の報酬改定によって、グループホームの事業者はより重度化、高齢化への対応が求められるため、新築が増える見込みがあり、さらに介護サービス包括型よりも日中サービス支援型への参入が増えるだろう。事業者側の対応として、手厚いサービスを付帯することや区分3以上の方の受け入れを積極的に行うことなどが対策として考えられるだろう。

医療法人元気会(埼玉県所沢市)が運営するわかさクリニックは、内科、整形外科、神経内科など多くの専門科目があり、365日無休の外来診療と在宅医療を展開している。2021年2月4日、同市に「わかさ在宅クリニック所沢」を開設した。

昨年、わかさクリニックが担当した在宅医療の総患者数は1273名。移動時間を短縮して業務を効率化することを目的に、わかさ在宅クリニック所沢を開設した。
 
患者のうち約300名をわかさ在宅クリニック所沢が引き継ぐことになる。わかさクリニックが所沢西エリア、わかさ在宅クリニック所沢が所沢市の東エリアを担当する。

間嶋崇理事長によると、看取り件数は昨年と比べても大幅に増加していて中でも、介護事業者から施設内で看取りをしたいというニーズが増えている。
 
看取りは外部の多職種と協力しながら行う必要があり、施設のスタッフや看護師に対して、看取りを迎えるための教育を展開していきたいと考えているそうだ。

自宅で看取りを迎えることは家族に負担がかかってしまうのが実情である。
それにも関わらず、安心して看取りを迎えられる場所が圧倒的に不足している状況があり、これは深刻な社会問題であると言える。

地域の建設会社の中には、そんな社会問題に一石を投じようと、看取りを安心して迎えられる場所を増やそうと尽力している会社もある。事業者、建設会社、地域の住民が一体となって、安心して看取りのできる場所が不足しているという問題を解決したい。

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